登校編
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ボクは今…、
ぼっちである。
??ぼっちはつらいよ〜登校編〜??
君達勝ち組は、この世に『ぼっち』という都市伝説があるのを知っているだろうか。
それは今まで多くの人によって語り継がれ、今もなお、ごく少数だが確認されている。
確認されている時点で都市伝説でも何でもないというツッコミは、まあ察してほしい。
曰く、ぼっちには存在自体が謎の『神』がいるとか。
曰く、ぼっちには友達と呼べる存在が皆無だとか。
曰く、ぼっちは友達というネットワークが存在しないとか。
グー○ル先生に「ぼっちってなあに?」と聞くと、
「…そっとしておいてあげなさい」
という答えが返ってくる。
そのくらいに繊細で、そのくらいに脆い存在。
それがぼっちである。
さて、前置きが長くなってしまった。
これは、ぼっちという都市伝説に成り下がった少年の、有るはずもなければいるはずもない神様との、
ちょっとした『出会い』の物語である。
なお、作者とは何の関係も、ない。
断じて無い。
無いったら無い。
?
少年は16歳である。
要するに高校一年生。
ピッカピカの一年生である。
そこに疑いの余地はない。
彼が通う高校は、まあ言ってしまえば、小中高一貫教育の『私立』高校なので、学校自体がかなり綺麗である。
少年もそこに惹かれて入学を決めたそうな。
しかし、
人との付き合いとか慣れ合いとか付き合いが、苦手を通り越して不可能の領域まで達した少年は、『中学からの内部生』という、ぼっちたちから見れば、敵として認識して間違いない存在がいることに気づいてはいたが甘く考えていた。
甘く、考え過ぎていた。
どころか、まさかそれ以外の『外部生』も自分より遥かに友達を作るのがうまいとは考えもしなかったため、のちにクラスメート全てが敵に見えてくるとは、今の少年は思いもしなかった。
そしていつも通り、普通に登校し。
いつも通りぼっちなライフを送るはずだった。
はず、だった。
ちなみに語り部。
『少年』とか他人事で書いてるけど、語ってるのはそのぼっちである本人、すなわち少年である『僕』なのだから、これからは『少年』ではなく『僕』と言おう。
否、書こう。
さて、前置きからここまで長々と語ってしまたが。
そろそろ、少ね…僕に起きた、というか、僕と出会った、一人の神様の話をするとしよう。
?
君達勝ち組は、神と聞いて何を思い浮かべるだろう。
神々の父である『ゼウス』か。
はたまた、死を司る神『ハデス』か。
いや、ここはこの国らしく、
八岐大蛇を討伐して見せた『ヤマトタケルノミコト』
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