機動戦士ガンダムSEED編
第9話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まで危険が及ぶ気がする…
「どうした?」
急に黙り込んだオレの様子が気になったのか、ムウはそう言いながら話しかけてきた。
…そうだ。ムウなら多分これからの行き先も知ってるだろう。原作でマリューやナタルと今後の方針を決定するシーンがあったし。
…頼むからアルテミスではありませんように!
「いや、そういえばこれからアークエンジェルはどこに向かうのかと思ってな」
「それなら、今のところアルテミスだが」
…現実は無慈悲なものだな。ヤバい、本気でどうしよう。このままだとオレの身が危ないぞ!?説得するにしてもどうやったら成功するんだ。新参者のオレの言葉なんてまともに受け取るとは到底思えないし………そうだ!あれを使えば…
「アルテミスか…ちょっとまずいんじゃないか?」
「?何でそう思うんだ?」
「いや、アルテミスはユーラシアの軍事要塞だろ?しかもそこの司令官のジェラード・ガルシアはオレの持ってる情報だと自己中で横暴な性格で、自分の失敗も部下に平気でなすりつけるような正に上司におきたくない奴の典型型の男でな。大西洋連邦の新型兵器のストライクを積んでいるこの艦が連合の識別コード無しでユーラシアの、それもそんな男の指揮する基地に入港したが最後、ストライクとこの艦は拿捕されるだろうよ」
「あー………確かに俺もあの基地の司令の噂は悪いもんしか聞いたことないな。でもあくまでそれはお前さんの予測だろ?今の俺達は物資が避難民の分も考えると全然足りてない、弾薬なんかもだ。だからどこかで補給しないととてもじゃないが保たない。それにあそこはアルテミスの傘があるからな。クルーゼの奴らもそう簡単には手出し出来んだろうさ」
「いや…オレが反対してるのは防御での安全面での問題だよ。それに補給の面も考えてある」
「へえ」
ムウはそう言いながら興味深そうな顔でオレの話に耳を傾ける。ムウが納得するならあの二人もオレの案に乗らざるをえないだろうからな。
「まず安全面の問題だが、ザフトに奪われたGの中にブリッツってのがいるだろ。さっきの戦闘中にそのブリッツが急に目の前で姿を消してな。視認も出来ないしレーダーにも引っかからなかった。それがあの機体に搭載された機能なら、アルテミスの傘も突破されるんじゃないか?あの防御帯って敵が見えない上にレーダーにも引っかからないならまず発動しないだろ」
「ああ、そりゃミラージュコロイドだな。大尉、確かに兄ちゃんの言う通りそいつを発動してる最中なら傘を展開されずにアルテミスに侵入することが可能ですよ」
「撃墜した訳じゃないからあっちもまだ動けるし、多分まだ追ってくるぞ」
「マジか…確かにそれならアルテミスに入るのは危険だな…でもそれなら補給はどうする?考えてあるって言ってたが」
「ああ、補給は地球周辺のデ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ