第百二十九話 探索再開
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きなりそこまでは強くなれないはずだ]
バルバモン[ふっ、此処まで来たことに敬意を表して教えてやろう。ワシは闇の書の力を吸収したのだ。]
ルカ『闇の書の力を吸収した?』
バルバモン[正確には闇の書の魔力を蒐集する能力を手に入れたと言った方が良いかもしれんな]
アルダモン[成る程、それならお前の劇的なパワーアップも納得出来る。お前は闇の書の魔力を蒐集する能力を奪い、それでパワーアップしたんだな?]
バルバモン[そうだ。この能力を得た今、もう闇の書はワシには不要だ。返してやろう。ただし、ただでは返さんがな]
闇の書に杖を向けると闇の書がどす黒い何かに包まれていく。
闇の書を包み込んだどす黒い何かは徐々に形を作っていく。
アルダモン[こいつは…!!?]
ルカ『ヴェノムヴァンデモンです!!こいつ、闇の書をデジコアの代わりにするなんて!!』
すぐさま、ヴェノムヴァンデモンのデータを導き出す。
ヴェノムヴァンデモン。
ウィルス種、究極体。
獣の下半身と甲虫のような外殻の上半身を持つ魔獣型デジモンであり、闇の王ヴァンデモンが進化した真の姿。
パワーを解放したヴェノムヴァンデモンにあるのは破壊と殺戮の衝動だけであり、本来、紳士的に振るまい、理性や知性を保っているヴァンデモンは、この醜い真の姿をさらすことを嫌っている。
必殺技は敵デジモンの体内に破壊型コンピュータウィルスを注入して構成データを全て破壊して機能を停止させる“ヴェノムインフューズ”。
アルダモン[ヴァンデモンの究極体か。あいつの究極体なら簡単に…?]
ヴェノムヴァンデモンの周囲に血のように紅い無数のナイフがアルダモンに向けて放たれた。
アルダモン[!?何だこの技は!!?]
ルカ『この技はヴェノムヴァンデモンの物ではありません。恐らくは、闇の書の魔法でしょう』
アルダモン[成る程、ヴェノムヴァンデモンの技だけじゃなくて、闇の書の魔法も使えるのか。厄介だな]
アルダモンは少しでも状況を良くするために、ウェザーアナライズシステム本体を破壊した。
酸性雨は止んだが、バルバモンの姿は既にない。
しかし大輔達も直ぐに来てくれた。
フェイト『ルカ、闇の書は?』
ルカ『闇の書はバルバモンによってデジコアの代わりにされ、ヴェノムヴァンデモンに』
大輔『あれがか?』
ルカ『はい、あれでは闇の書の回収は出来ません。ヴェノムヴァンデモンを倒さない限り、回収することは出来ないでしょう。』
エリオ『なら早くヴェノムヴァンデモンを倒しましょう』
キャロ『闇の書を回収しないと。』
アルダモン[そうしたいのは山々なんだけどな。どうやらあのヴェノムヴァンデモン。闇の書の魔法まで使えるらしい。魔法が使える分
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