第四幕その十一
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れたら」
国家元首のこともその中にあるのです。
「あらためて行きましょう」
「ヴィグ皇帝のところに」
「そしてね」
さらにと言うのでした。
「ゾソーゾだけれど」
「あの力が強くなるお薬ですね」
ナターシャがベッツイに応えます。
「それも物凄く」
「そう、あのお薬を飲む?」
「ううん、それは」
「それはなのね」
「別にいいです」
特に興味はないといった口調で、です。ナターシャはベッツイに答えました。
「それは」
「そう、じゃあ興味ない人はそのままでね」
「それで、ですね」
「何はともあれヴィグ皇帝のお国に行きましょう」
そのハーグの都にです、こうして一行はさらに旅を続けるのでした。
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