アインクラッド 後編
圏内事件 2
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リトが呻く。両の瞳を必死に振って逃げ場を探すが、辺りに頼れそうなものなどなく。
「うほん、いや、えーーと。その……よ、よく似合ってますよ、それ」
……全く見栄えはしないが、まあ形にはなったか。果たしてアスナの反応は如何に――と思う間もなく、キリトの胸に人差し指が超高速で突きつけられ。
「うー! そーゆーのはね、最初に見たときに言いなさい!!」
顔を耳まで真っ赤に染めたアスナは、顔に「あるぇ?」と太字で書かれたキリトに言い捨て、先ほどまでより三割増の歩行速度で歩き去る。
「うわぁ……」
この場で唯一女性心理と言うものを理解しているエミの「あり得ない」とでも言わんばかりの視線が、トドメとばかりにキリトを襲った。
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