第十二話 【H×H編】
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たんだが。一体どういうことだ?」
問い詰めてくるジンさん。
まあ、仕方ないかな?
冷静に見れば俺達は行き成り空から降ってきたような物だ。
どうしよう。
総て話すべきだろうか?
日本語が通じていると言う事は此処は日本なのだろうか?
しかし今の俺達に必要なのは情報だ。
俺が語る言葉の中で、知っている地名が有ればそこに反応してくれるだろう。
だから俺は総てを話すことにした。
魔法使いである事だけは、今はふせておく事にするが。
俺達はトリステイン王国の貴族であること。
トリステインでトラブルがあった時に、偶然起こった空間の亀裂に吸い込まれ、何とか脱出しようと試みて、気が付いたらあの草原に放り出されていたこと。
放り出された直後に全身から靄が立ち込めて、立っていられなくなった事。
「なるほどな、世界は広いな」
その後ジンからもたらされた答えでここはどうやら別世界だと言う事がわかった。
この世界は世界地図がしっかりとあり、その中にトリステイン、ガリア、アルビオン、ゲルマニア、ロマリアなどと言う国は無いそうだ。
さらに聞いた話だとこの世界の文化レベルは俺達が居た日本と同等くらいの科学水準らしい。
「それからお前たちが体から噴出させていた靄みたいな物。俺達はオーラと呼んでいるが、それは念を使う為の生命エネルギーだ」
「ネン?」
「そ、ネン」
何だろう?どこかで聞いた事があるゆうな…
「ネン、年、然、燃?……念!?」
「おお!?どうした?」
念だと!?
久しぶりに厨二病な頭がフル回転。
記憶の奥底に眠っていた知識をピンポイントで引っ張り出す。
「ジンさんって先ほどハンターって言ってました?」
「ああ」
ハンター!?
念、ハンター。
この二つから導き出されるのは…
ハンター×ハンターの世界ですね。
やばい!死亡フラグが乱立しそうな世界じゃないか!?
「アオ?」
ソラが心配そうに俺を見る。
「だ…大丈夫」
大丈夫じゃないよ!?
ゼロ魔からハンター×ハンターなんて二次創作でも聞いた事無いよ!?
どうする?
トリステインには到底帰れまい。
どうすればいい?
いやまて、俺の記憶が確かなら、この世界にはジャポンと言う日本っぽい国があったはず。
そこなら生前と変わらないような環境で生活できるかもしれない。
しかし問題は戸籍か。
この世界に戸籍と言う物が有るのかはわからないが、俺達に自分たちの身分を証明するものが何も無いのも事実。
まて、何かあるはずだ。
偽造とか?
金とコネが居るから無理か。
まてまて
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