第十二話 【H×H編】
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何も無い平原の真ん中でマントを羽織った奇妙な男女の2人組。
と言うかこの島は俺が買い取った無人島だから人が居るわけ無いのだが。
しかも全身からオーラをほとばしらせている。
念使いかとも思ったがその後の態度でどうやら念は知らないようだ。
だとしたら自力で精孔を開いたってことになる。
とりあえず俺は纏の仕方を教えてやり、それ以上のオーラの消費を抑えてやろうとした。
纏は無事に出来るようになったようだが女の方が意識を失ったようだ。
続いて男の方も。
「生きてはいるな。しゃーない。家まで運ぶか」
よいしょっという掛け声と共に担ぎ俺はその場を後にした。
◇
「ここは?」
覚醒した俺は辺りの状況を確認するように見渡す。
ログハウス風の部屋の中にベッドが二つ、それぞれのベッドの上に俺とソラが寝かされたいたようだ。
「ソル!」
『ここに居ます』
俺のベッドの枕元に置かれているソル。
俺はソルを手に取ると隣のベッドで眠るソラにディテクトマジックをかける。
「異常なし」
その場でソラの容態を確認すると、どうやら気を失っているだけのようだ。
俺は起き上がるとソラのベッドに駆け寄り揺すり起こす。
「ソラ。ソラ」
「う…うん。アオ」
どうやら覚醒したようだ。
「ここは?」
「解らないけれど、どうやら俺達は生きているようだ」
「本当」
そう言って互いの生存を確かめるようにソラは俺に抱きついた。
そんな時。
ガチャ
「おっと、これはまずい時に来てしまったかな」
扉を開け、半歩部屋の中に入ってきているもじゃもじゃ髪の不潔そうな男。
「おら、邪魔だ、さっさと入れ」
そう言って男を蹴飛ばして中に入ってくるのは気絶する前に見た男だろう。
そんなコメディーをしている一瞬で俺はソラから身を引いた。
「なんだ、起きているじゃないか」
そういってこちらへと歩いてくる男。
「俺はジン、ハンターだ。それでお前達は?」
そんな問い掛けよりも俺は驚いた事がある。
気絶する前はその身に起こった事態で気に回らなかったが、今この男日本語を喋っているのである。
「日本語?」
「ああん?」
「あ、いや。俺はアイオリア、それでこっちが」
「ソラフィア」
と、俺達は自己紹介をする。
「アイオリアとソラフィアな。それで行き成りだがなんでお前達はあんな草原の真ん中で倒れてたんだ?
と言うかまずこの島は俺が買い取った無人島で、しかも海流なんかの都合で波任せでは絶対にこの島には着けない。
しかも俺は空が割れて、そこからお前たちが落ちてくるのを見てい
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