第七章
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「そこは違うね」
「そうなんですか」
「まあ実は弟がやってるお店だからね」
先生の笑顔はここで親しみも込めた。
「繁盛しているのは嬉しいけれどね」
「それでもですか」
「そこはちゃんとして欲しいというのは本音だね」
「そうなんですね」
「まあ君達もよかったら行ってくれ」
あの店にというのだ。
「是非な」
「わかりました」
「じゃあ私達も」
「これから」
ジョーンとエマも言う、そのインディアン=ドレスを着ながらだった。その店のことやアパッチ族の文化を先生に教えてもらった。
そして家に帰ってからだ、二人は兄に言った。
「何か思ってたよりも」
「そうよね、優しい人で」
「プレゼントもしてくれて」
「色々とお話してくれて」
「素敵な人だったね」
「そうよね」
「あの先生がアパッチ族なんだよ」
セオドアは二人に話した。
「西部劇とは違うだろ」
「西部劇と同じなところもあるけれど」
「服とかね」
「けれどね」
「アメリカだったね」
「ネイティブもアメリカ人だよ、だからそれもtぽう前だよ」
先生がアメリカ文化の中に入っていてアメリカ人と同じこともというのだ。
「けれど先生はアパッチ族なんだよ」
「アメリカの中のアパッチ族」
「そうなるのね」
「いいか悪いかは別にしてそうなんだよ」
それがあの先生だというのだ、セオドアはそのことを話したうえで妹達に今度はこんなことを言ったのだった。
「じゃあ今から西部劇観るか?」
「いや、もうすぐ晩御飯だから」
「いいわ」
二人は兄のその申し出は断った。
「お部屋で明日の予習しておくわ」
「宿題もして」
「そうするから」
「今はいいわ」
こう言って今は西部劇もアパッチ族もいいとした、そして部屋に戻ってインディアン=ドレスをしまってだ。予習や宿題をするのだった。
インディアン=ドレス 完
2015・4・27
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