暁 〜小説投稿サイト〜
転生赤龍帝のマフィアな生活
番外編:パラレルワールドに行きます 〜その四〜
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意した女物のコスプレの服の準備を進めていたがそれは見なかったことにした。取りあえず、毎度のように胸が苦しいので胸元のボタンを大きく開ける。


「ぶはあああっ!?」

「イッセー君!?」


すると何故か、この世界の俺が鼻血を吹いて倒れ伏した。そんな様子にこの世界の木場祐斗が驚いて介抱しているが俺には一体全体何が起きているのかがさっぱりだ。ついでに後ろの“カス猫”とこの世界のカス猫が私よりエロいと言っているがそれは全力で無視する方向に決めた。


「何が……どうなっている? しかし……美しいな」

「嘘っ!? あのヴァーリが誰かに惚れた!」

「俺は男だ! 今は偶々女になってるだけだから気色悪い目でこっちを見んじゃねえよ、ドカスが!」


非常に気色悪いことにこの世界のヴァーリが俺の方に見とれている。それに対してこの世界のカス猫がプライドを傷つけられたように驚愕の声を上げている。そんなカオスな状況に取り敢えず、俺は銃をぶっぱなしながら怒鳴りつける。


(姐さんの魅力は止まることを知らないっすからね。こうなるのも当然のことかと)

(姉御の魅力は世界一ィィィィィッ!!)


そんな事態においても変態達は平常運転だった。ああ……胃が痛い。カストカゲの奴も吹っ切れたせいか変態の暴走を見ながら高笑いしてやがる。誰でもいいからこのカオスを止めてくれ……。


「まさか、あの糞野郎は、本当は女だったのか?」

「我が同胞よ。この場合、我々はどうすればいいのだ? 女なら別に同棲位は許してもいいのではないのか」

「だから、俺は男だって言ってんだろうが! 親バカ共がああああっ!!」


俺は顔を赤くしながらむちゃくちゃに銃を乱射しまくって親バカ共を星に変えていく。すると俺のそんな姿に興奮した変態共が、俺が当たる、いいえ私です。などとこの上なく醜い争いを繰り広げ始める。そんな中、焼き鳥女が率先して俺の攻撃に当たろうとして来たときは背筋が冷たくなったが、結局、無理矢理軌道を曲げて当たらないようにした。

これで変態の思い通りにならなくてすんだと俺がホッと一息ついたときに『ここに来てまだ焦らすなんて……さすがですわ! 一誠様』と聞こえてきたのはきっと幻聴だったのだろうと無理矢理自分を納得させる。な、泣いてなんかいないんだからな!


(その涙があっしらの力になりやす!)

(“イッセーたん”可愛いよォォォッ!!)

(姉御の為にこの世界も我々の色で染め上げて行くぜえええええっ!)

((((既にもう一人の我々は懐柔した!))))


待て! なにさらっと恐ろしいことを言ってんだ、変態共は。赤トカゲの方の歴代赤龍帝も既に変態になったっていうのか。俺はすぐに事実確認をするために鼻血
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