衝突
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。審判は私とエリカさんで行うこととし、どちらかが戦闘不能に陥った場合立っているものを勝者とします。よろしいですね」
「あぁ」
「それでいいです」
「では……」
「あ、その前に」
「なんでしょうか」
「万里谷達を決闘に参加させてもいいか?もちろん 手出しはさせない」
「……満月王よ、それでいいですか?」
「いいですよ。でも決闘の時までも女性を引き込むとは……」
「何も言い返せない、くっ」
そう言いながら悔しそうな表情を見せる草薙さん。
いや、自業自得なのでは。
でも緊張はだいぶほどけてきた。この調子なら。
「では双方準備が整ったと言うことで、決闘を開始いたします」
葵さんの宣言によって決闘が始まる。
でも草薙さんはまだ決闘が始まっていないかのように話しかけてきた。
「でもまた戦うことになるとは思ってなかったぜ、まぁ、この決闘は俺が仕組んだことなんだがな」
「もしかして草薙さんって僕のこと知ってたりします?以前会いましたっけ」
「え、あ、あぁ、まぁいいじゃないか」
なんだその返しは。
「草薙さん、もう決闘は始まっているのですよ」
と、万里谷さんが草薙さんに向かって言う。
「じゃあぼちぼち行くか」
「望むところです」
「ヤグルシ、マイムール来い」
そう言って草薙王の右手に雷の玉が左手に矛が現れる。
そして両方いっぺんに投げつけてくる。
これは自動で追いかけてくるので結構辛い
それを見切り寸前でかわし続ける。
「なかなかやるな、他のカンピオーネはなかなかこれがかわせないぞ。しかしさっきからかわすばかりでしかけては来ないのか」
そう挑発して来た。
「ならこっちからもいかせてもらいます。移ろいゆく一閃の風こそ我。恵みと災害を与える悠久の風なり」
自分を中心として風を操りあらゆる金属を武器に変える、空に雲一つない時のみ使える権能。
これでヤグルシとマイムールを上空に吹き上げる。
そして、その身に纏う竜巻を草薙さんに投げつけた。
それを草薙さんは見えない盾か何かで相殺する。
「神を払拭して僅かに数日。これだけの力を操れるとなるとお前の才能には嫉妬するよ、だがな……」
そう言って余裕の笑みを見せる。
「だが情報不足なのは否めない。そうだろ」
「……」
確かに昨日葵さんから草薙王について聞いてはいたが何か見落としが……。
「馬だよ」
「……つっ」
そう今の北斗の攻撃により辺りは破壊されていたのだ。
「我が元に来たれ、勝利のために。不死の太陽よ、我がために輝ける駿馬をつかわしたまえ。俊足にして霊妙なる
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