Life2 ケルベロス
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『えぇええ〜〜!!?』
アイリスフィールの言葉に誰よりも早く、イリヤとゼノヴィアが言葉をハモらせて驚く。
「はい、大した腕ではありませんが、お気に召してもらえれば幸いです」
その言葉と共に、それぞれ個々に別々に頂ますを口にしてから、眼前の料理を頬張る。
『!』
「あら?おいしいわ!」
「ホントだね、これ位の腕が有れば何時でも士郎を任せられるよ」
『!?』
椿姫の作った料理は士郎には及ばないものの、現時点で第2位のイイの料理の腕を持つものに加えられた。
そんな料理の美味しさに、驚きを隠せなかったイリヤとゼノヴィアは、切嗣の何気ない一言に別の意味で驚く。
(そ・・・・・・そんな!?)
(士郎を持ってかれちゃう!!?)
「何言ってるんだよ?父さん。彼女に失礼だろ?」
(士郎さん!)
(全くだわ、切嗣は後で折檻ね!)
士郎の言葉に喜びの言葉を心の底で浮かべる2人。
「おや?士郎は嫌なのか?」
「そ、そんなわけないだろ?そりゃ、椿姫程の美人とそんな仲になれたら俺だって嬉しいさ!」
『!!?』
「し、士郎君・・・!」
思いもしなかった会話の流れから生まれた士郎の言葉に、椿姫は嬉しさのあまりに顔全体を真っ赤にし、問題の2人はと言うと――――。
(嘘だウソだ鷽だうそだ鷽だ嘘だウソだ鷽だうそだ嘘だウソだ鷽だうそだ――――)
(・・・・・・・・・士郎は渡さないっ・・・!絶対に渡すもんですか!)
予想通り、それぞれショックを受けていた。
「クァルタ先輩・・・」
「だ、大丈夫?ゼノヴィア・・・」
祐斗とギャスパーは、気遣うも当のゼノヴィアは聞いていなかった。
料理はなかなか美味しかったようだが、士郎を中心にカオスな夕食だったそうな。
因みに、予告通り切嗣は折檻された。
−Interlude−
あれから、無事?に夕食をすまして女性から順にバスタイム終えたようで、椿姫は試験勉強に勤しんでいた。
そこで小休憩を挿んでいると、携帯に着信が有り出る。
ピッ。
「はい、会長ですか?こんな夜分に何のご用でしょう?」
『いえ、貴女の事ですから心配はないと思いましたが、一応気になったので様子の確認です。ですが、その分でしたら余計なお世話の様でしたね』
「いえ、お気遣い感謝します、会長。私はちゃんと務めを果たしていますので、安心してください。リアスさんの大事な眷族の御三方は勿論、士郎君の事も含めて」
最後の士郎と言うキーワードを強調する椿姫。
『・・・どう言う意味ですか?椿姫』
「会長、私は会長の眷属の長として、会長を支えていくつもりです。ですが、士郎君
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