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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
発見!龍たちの楽園!!
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カの超常現象研究家はバミューダトライアングルになぞらえ名付けられた実在する海域であり、魔の海域とも呼ばれている。
「ファルザー、行けるか?」
「キィルルル」
「聞くまでも無かったな。突っ込め!!」
頼もしげな声を漏らすファルザーも思わず笑みを零す一夏はそのまま突っ込むように指示する。優奈は一応一夏に抱きつき一夏は抱きしめ返す。龍人はグルメ界のサイクロンを経験済みなのでうろたえず、持ってきてたスキットルの酒を飲んでいる。そんな三人を乗せたファルザーは、積乱雲へと突っ込んだ。
激しく渦巻く大気、積乱雲の中は完全なミキサー状態。だが3人と1匹は全く動じる事無く、リラックスした状態だった。グルメ界の気候と比べてしまえば所詮暴風とそよ風。ファルザーも一夏たちも身体がゆれる事はするがそれ以上の事は全く起きていない。この世界の気象など、グルメ界に入界出来る彼らからしてたらその程度しかないのだ。
「んっ、光が見えたぜ。稲妻以外のな、一気に突っ切れ!!」
「キルルルルッ!!!」
一夏の声に答えるように、翼を強く羽ばたかせ流星のような速度になり積乱雲を両断するかのように突破する。そして、その奥へと広がっていたのはッ!!!
「んだ、こりゃああああ!!!??」
そこにあったのは、例えるならば王の如き佇まい。圧倒的な存在感と威圧感、島から放たれている命の鼓動とオーラ。溢れ帰る自然の命たち。その島の上空には多数の爬虫獣類、ドラゴンやワイバーンと言うべき生き物たちが空を支配し、大地を疾走し、大海を我が物顔で泳いでいる。そのドラゴン達は、グルメ世界では絶滅しDNAは残っているもののクローン化出来てないおらず、資料しか残っていない絶滅種ばかり。
「此処が……アカシアが残した食材がある島」
「そう。全ての龍が生まれ出でて帰る祖なる島、
龍
(
ドラゴン
)
の
楽園
(
アイランド
)
だ」
「龍たちの楽園………」
一夏は、その光景に目を奪われていた。グルメ世界でも見る事が出来ない龍たちの活き活きとしている姿に。この美しく、残酷で、綺麗な島に伝説の食材がある。一体それはどんなものなのだろうか。一夏は期待に胸を高鳴らせ、ファルザーに降下するように指示を出す。
―――――ドラゴンアイランド 中心部―――――
"………客、か……この匂い、そうかアカシアの弟子の弟子か……"
闇に身体を預けながら目を覚ました"それ"は一夏たちに気づいた。そして口角を上げ、嬉しそうな声を出した。
"楽しみだな……どんな人間なのか"
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