おまけ8話『新たなる火が灯る日』
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だけなのに炎帝から発せられている熱気が俺の手を焼く。痛みをこらえつつも、大気に取り込んだ炎帝を、そのまま握りつぶすことに成功。
炎帝が炎として存在するために必要な空気が一瞬で足りなくなり、そのまま炎帝が消失した。
「!?」
青雉が驚いてる。というか青雉だけじゃなくて、白ひげさんからだって驚いてる気配がする。慌てて青雉が後退。多分、これから何が起こるかがわかったんだと思う。さすが、俺よりも見聞色の覇気が優れてるだけある。
けど、もう遅い。
そんな瞬時の時間じゃあ、間に合わない。
大気の鼓動を感じてエースの呼吸を感じる。
「漁火――」
叫ぶ。
「――炎神!」
俺の声を次いで、エースが叫ぶ。
それを耳にしながら、掌握していた大気を解き放ち、ほとんど無になりかけていた炎帝に再度の命を灯すようにエースもまた炎を解き放つ。
瞬間。
「 !」
海軍の……誰の声だろうか。
音も、島も、人も、空も。
その空間に存在する全てを飲み込むほどの爆炎が世界を包んだ。
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