おまけ7話『真なる力』
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今のうちに撤退しちまうぞぉ!」
白ひげを殿として撤退しようとしていた白ひげ一味。ついさっきまで悲痛な声をあげていたはずの彼らから次々と歓喜の声があがる。
だが。
ハントの表情は相変わらず、いや、赤犬と対峙していたその時よりも険しく、厳しいそれ。
視線の先は、ただ一つの背中。
いくつもの大きな傷を負い、既に重傷にあり、肩で息をしているにも関わらず最前線にて命を捨てる覚悟で殿をつとめようという男の、大きな背中。
すなわちハントは――
「……っ」
――白ひげの背中を見つめていた。
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