暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
92話:休暇とは一体何だったのか
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葉に、小さくガッツポーズをする。いい感じに記録が伸びてきている。
「だけどまぁ、やっぱ更に伸ばすには…」
〈魔法の発動をもっと流動的にしないといけませんね〉
「特に射撃魔法は、改善の余地ありだな」
AMFを意識してヴァリアブルシュート≠選んだ訳だが、俺の体質と、やはり慣れていないからか通常の物より時間がかかってしまった。
防御魔法はだいぶ慣れてきたおかげか、スムーズに選択できるようになってきた。まぁ、トリスのおかげでもあるのだが…
〈マスター、そろそろ休憩なされては?〉
「あ? そんなにやってたか?」
〈前に休憩されてから、一時間程経っています〉
「もうそんなにか?」
流石にやり過ぎた、少し休むか。
そう思うとすぐにその場で胡坐をかき、モニターを出す。訓練スペースに来てから、既に二時間半近く経っている。
そう言えば、フォワードの四人はどうしてるかな?
〈―――マスター、ライトニング4から全体通信が〉
「何? 全体通信?」
そう思った瞬間、トリスが宝石部分を点滅させて知らせてきた。すぐさま今開いているモニターに通信を繋ぐ。
『こちらライトニング4、緊急事態につき現場状況を報告します! サードアベニューF-23の路地裏にて、レリックと思しきケースを発見、ケースを持っていたらしい小さな女の子が一人』
『女の子は意識不明です』
『指示をお願いします!』
おいおい、マジかよ。はやてのフラグが回収されちまったぞ、おい。
なんてふざける訳にもいかず、取りあえず訓練スペースから移動することにする。
因みに、その際ドレスアップ≠ナ着替えるのも忘れていない。
『スバル、ティアナ。ゴメン、お休みは一旦中断』
『はいッ』
『大丈夫です』
『救急の手配はこっちでする。二人はそのまま、その子とケースを保護。応急手当をしてあげて』
『『はい!』』
さてさて、慌ただしくなってきた…!
『全員待機態勢! 席を外してる子達は、配置に戻ってな!』
『はいッ』
『安全確実に保護するよ、レリックもその女の子もや』
『『了解』』
「取りあえずなのはとフェイト、シャマルさんにリインと俺の五人でヘリに乗って向かう。その後フォワード陣と合流、って感じでいいか部隊長」
『ん、了解や。詳しい判断はそっちに任せていいか?』
「当然ッ」
はやての言葉に、ニヤリと口角を上げて答える。その後モニターを消して急いで隊舎に向かった。
しかしこの後……俺と同じ境遇の、しかし異なる道を選んだ―――悲しい男と出会うことなろうことなど、この時の俺には知る由もなかった。
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