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ONE PIECE 〜音姫航海日誌
第4話
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だ。」

コツ…。

「なら…強くなれば…いい。皆んな…手も…足も…出なかった…。皆んな…同じ…。」

「ごめんなさい…少し…休むね」

ペラペラと紙になって飛んでいく。

「ヘイラ…いつ起きてたんだ?」

「何…?」

「いや、気になるだろ?お前いつから後ろいたんだよ。」

「…真っ暗から…」

いや、それあたし一番最初に言った気がするんだけど。

「全く…」

「ねぇ…」

「ん?」

「うちら…弱い…」

「ん」

!?殺気!?

ガキッッッ!?!?

ナイフを抜かなかった普通に首飛んでた。

「どういう事だ?」

「傷が治ったらうちの相手して。アテナのナイフで。ダメ?」

「初めて聞いた。ヘイラが言葉を続け様に放つの。」

「……うちの…勝手だと…思う」

…。

「全く…次の島に着いたら、少しだけ相手してあげるよ。この船も穴だらけだし。勿論、色々と済ましてからな」

「ありがと…。」

それだけ言って船室に戻って行くヘイラの後ろ姿を見ながら、溜息を吐く。

「このままじゃ危ないな…。仕方ない。クロコダイルはとことん利用し尽くしてから、沈めるか」

確かに、このまま進むといつかあたし達は破滅の道へと進むことになる。

腰掛けた木箱を背に、目を瞑る。

意識が薄れていく……。

「すぅ…すぅ…すぅ…」

コツコツ…コツ…。

「全く…こんな所で寝るなんて…」

船は船速を維持しながら、グランドライン最初の島へと進んでいく。
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