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ONE PIECE 〜音姫航海日誌
第4話
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Ms.バレンタインと呼ばれる海賊女とMr.5と呼ばれるドレッド男。この二人を捕らえてからあたしらは航路に従いグランドライン、最初の島に向かっていた。

あたしは船長室の椅子に座っている。その横には部隊長二人の姿がある。ホルスト、ベルダン。

奴らには海楼石の手錠を嵌め、椅子に座らせ向かい合う様に座る。

「さてと…あんたら…ただの海賊じゃあないと思ったんだけど…ま〜さか調べるとあんな奴に行き着くとはねぇ…」

「ふっ…殺すなら殺せ、指令を達せなかった時点で俺達はアンラッキーズに殺される。」

「それがそうも行かなくてよ〜…全く…厄介なことだよ」

「どういう意味?私達はあの海賊団を率いてた…それだけよ」

……一応、ボスには忠実に…ってぇ奴らみたいだな。

「じゃあ聞くぜー?この旗…これはある海賊の海賊旗だ…。さてここで一つ問題があるんだが…」

「どういうことだ…俺らは何も…」

「ドクロに翼と二本のレイピア…こりゃ〜王下七武海…クロコダイルの旗印なんだよ…」

「「…な訳ねぇだろ!(ないでしょ!!)」」

「さてと…お前らが殺されるより、仲間に欲しい所だが」

「ボスに逆らう気は無いわよ…殺しなさい!」

「俺たちは自身のボス以外には」

「黙りなっ!」

「「っ!?!?」」

「どのみち帰っても死ぬんだろうが。部下も捕縛してあるがお前らだけ帰ってもバレるだけだ。だからここは、手を組む…手ぇ組むってことで手打ちにしないか?」

「「????」」

「つまりあたしらアイギス海賊団があいつらの傘下に入るんだよ。一時的にだがな。だが手を組んでる以上民間人殺しはさせない。どの道そうなる前に引き抜くけどな。そうなると必要なのはあんたら2人だ。そして…あたしらがあんたらのボスを沈める。そーすりゃ問題ねぇだろ」

「と言うことはつまり…」

「殺されるか仲間になるかの2択になるって事?」

「そういう事。少なくともあたしらは一旦そいつの傘下に入る。そこから見極めてもらっても構わない」

こいつらからしたらバックに保険が突きかつ裏切ってることを伝えりゃ手柄、好条件の筈だ。

「どうする?お二人さん方よ。言っとくがあたしらを舐めない方がいいよ。首は伊達じゃねぇってことな」

考え込む…かと思いきやあっさり答えを出した。

「いいわ…それで手打ちにしましょう…」

「そうする以外…道はねぇみてぇだな…」

「さてと…で?あんたらの本拠地は何処だ?」

「いや…連絡は俺がしよう。」

海楼石を解き、あたしはそれを見守る。

プルプルプル…プルプルプル…ガチャ…。

出た…か。まぁ先の問題より今の問題から解決した方が楽だし考えねぇようにするか。


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