入学編
第3話 舞う冷氷 深雪VS服部
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ことを、母さん達は誇りに思うわ。』
深雪『お礼の言葉、ありがとうございます。』
達也と深雪の両親、龍郎と小百合は2人の入学を祝っていた。
龍郎『でも、本音を言うなら、金融関係の学校に入ってほしかったけど……』
達也『心配しないでくれ父さん、これでも父さんの跡を継ぐために金融の勉強をしっかりしているから。』
龍郎『そうか。それなら心配はいらないな。』
本当は金融関係の学校に入ってほしかったという龍郎、だが達也が金融の勉強をしっかりしていることを聞いて安心したようだ。
龍郎は、デュエルディスクの製造及び開発を行っている大手電子機器メーカー FLTの社長、妻の小百合は龍郎の秘書を勤めている。故に、達也と深雪は、FLTの御曹司と令嬢という立場にある。
ちなみに、達也はFLTの次期社長という立場にあり、龍郎の次にFLTの社長になることを約束されている。
龍郎『それにしても、仕事の都合で中々家に帰れなくて、おかげで2人をかけてしまって。これからは、なるべく自宅に帰れるようにするから。』
深雪『そんなことはありません。お父様とお母様は仕事で忙しいのですから、仕方ありません。』
達也『ここの方は、俺と深雪でなんとかなっているから問題ない。』
小百合『本当に悪いわね。』
仕事の都合で中々自宅に帰れないことに罪悪感を抱いていた2人。
しかし、達也と深雪の言葉を聞いて安心した。
それから、龍郎と小百合は、用を終えると別宅に戻っていった。達也と深雪は、片付けを終えてから、それぞれの寝室に入って眠りについた。
翌日、昼の休み時間。2人は生徒会室前の廊下にいた。何故2人がこんな所にいるかというと、時系列は今朝に遡る。
2人が途中で出会ったレオ達と周りの目を気にせずに、一緒に登校していると…、
?『達也君〜??』
『『『『?』』』』
後ろから、誰かが達也を呼ぶ声がした。達也達が声のする方に向いてみると…。
真由美『た・つ・や 君〜〜♪』
レオ『えっ、達也って、えっ、えええぇーー??』
エリカ『なっ、何あれ??』
声の主は、一高の生徒会長七草 真由美。しかも本人、初対面のはずなのに達也を呼び捨てにしている。これを見た達也達は驚きを隠せなくなった。
真由美『ごめんなさい。驚かせちゃって、あっそうだ。
達也君、昼休みの時間って時間ある?深雪さんも?』
達也『えぇ、暇ですが……。』
深雪『私もそうですが……。』
真由美『本当?だったら昼休みに生徒会室に来てくれる?』
達也『構いませんが……。』
真由美『じゃあ、昼休みにまた会いましょう。』
という話があって今に至る。
≪コンコンコン≫
達也が生徒会室のドアを軽く叩く。そして中から『どうぞ。』っと声が返ってくる。それを確認すると2
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