入学編
第3話 舞う冷氷 深雪VS服部
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達也達が学校の正門を出た頃、校舎の陰から達也達を覗いている人物がいた。
?『あっ、あいつが…あの……?』
?『間違いない。それに、ブラック・マジシャンを使えるデュエリストは、今のところ奴しかいない……。』
この2人の人物、達也達との同じ一高の生徒。
だが、森崎とデュエルした人物が、達也だと見抜いた赤い制服に身を包んだ生徒(余談ではあるが、一高の制服の色は、白を基調としている。)は2年A組佐山 留三。JDTの優勝経験及びWDTの出場経験を持つ日本最強のデュエリスト。
だが裏では、日本政府直属特務諜報機関ホーク・アイを指揮している。胸元に付けられた鷹と目が描かれたバッジがその証拠。
とはいえ、彼の特徴は他にもある。その特徴とは言い方と声。特に声、高校生とは思えない程低くて太い、言い方も高校生とは思えない。姿が見えなければ、40〜50代の男性と間違えてしまうだろう。その声と言い方を誰かに例えるのなら、言い方は宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長、そして声はテイルズオブグレイセスのマリク・シザースのようと言ったら解るだろうか。
ちなみにもう1人は、彼の後輩でありホーク・アイに属する部下。彼も留三と同じバッジを身に付けている。
『でっ、どうしますボス?』
留三をボスと呼んだ後輩が言った。
留三『ほっとけ、今はそれ何処じゃない。行くぞ。』
『はっ、かしこまりました。』
今は手を出すなと留三が言ったのを聞いた彼の後輩は、留三の言った通りにすることにした。そして、その会話を終えた後、2人はその場から立ち去った。
そして、その2人のことを、木の陰から見ていた人物がいた2人組がいた。この2人はどちらも生徒会役員。1人は生徒会長の七草
真由美、そしてもう1人は副会長の服部(フルネームだと長いので名字だけで表記します。)
服部『やはりあの留三、何か企んでいますね。』
真由美『そのようね。でも、何を企んでいるかが解らないのが余計に怖いわね。』
服部、留三が何か企んでいると見抜いた、だが真由美は、何を企んでいるのかが解らないところがもっと怖いと言った。
ところで、何故この2人がこんなところにいるかというと、達也と森崎がデュエルしているところを発見し、もっと近付こうとした時、デュエルを見物していた留三らを見つけ、気づかれないように木の陰に隠れて今に至る。
服部『ところで、良かったのですか会長?。あの2人のデュエルを止めなくても……。』
真由美『いいのよ、ここではデュエルに横槍を入れることは校則違反よ。知らないの?』
服部『いっ、いえっ、知らない訳では……。』
真由美『あっ、もしかして妬いているのね。自分より強いデュエリストがデュエルしているのに。』
服部『ちっ、違います??』
少々漫才のような会話が成り
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