■3.対戦ウイングガールズ!
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ンドプラスは猛スピードで再びアオイに抱きつこうとした。
当然、アオイは逃げる。
もちろん、ウインドウプラスは追いかける。
完全位立場が逆転していた。
ウインドプラスから必死に逃げるアオイの目に、ウイングマンの姿が見えた。
「ケ、ケン坊っ!?」
ウイングマンの到着に少し安心したのかアオイは少し足を止めた。
そこをウインドプラスは見逃さなかった。
すかさずアオイに抱きついた。
しかし、間一髪、アオイは見事にそれをよけた、つもりだった。
ところが執念かウインドプラスの手がアオイのブラに届いていた。
「アオイさん!」
健太がアオイの前に着いたときに――
ズルッ。
「あ……」
健太とアオイの動きが一瞬止まった。
アオイのブラがずれて乳房があらわになった。
ぼよよよ〜ん。
ブラからはみ出したアオイの胸がゆっくりと揺れた。
「きゃあああああああああっ!?」
アオイは慌ててブラをずりあげてウインドプラスにパンチを繰り出した。
「このヘンタイッ!」
しかし、アオイのパンチは空振りだった。
「そんな、何度も食らってたまるか!」
さすがに一発でもなぐらないと気がすまないアオイは、何発もパンチを繰り出したがことごとくよけられてしまった。
「こいつは手ごわいかもしれないな……」
健太はその光景を見て呟いた。
4.
桃子が美紅を見つけるのはそれほど難しいことではなかった。
風の吹いている方向に向かっていけばよかったからだ。
強風に向かって一直線に飛んでいった桃子は袋と追いかけっこをしている美紅の姿を見つけた。
「美紅ちゃん!」
桃子の声に美紅は振り返って動きを止めた。
「あれ? 桃子ちゃん、どうして?」
美紅は自分に援護が来るとは思っていなかった。
怪人の方が手ごわいに決まっているのだから。
「アオイさんにはリーダーがついてるわ」
美紅はその言葉を聞いて安心した。
怪人をアオイ1人に任せるわけにはいかない。
けれど、健太が向かったのなら安心だ。
今は自分がやるべきことをやればいいのだ。
袋は気ままに飛んでいく。
桃子に合図を送るために少し目を離した間にもだんだんと遠ざかってっている。
しかし、それほどのスピードではない。
ただ、ちょこまかと動くから1人では押さえることができなかっただけだ。
桃子と2人がかりで協力してかかれば、きっとできるはずだ。
美紅はそう考えていた。
「なかなか苦戦しているみたいね」
桃子の声に申し訳なさそうに美べには答える。
「うん。なんかすばしっこくて。まるで生きてるみたいなのよ」
そう言われて桃子も驚いた。
桃子もあの袋が生き物である想定はなかった。
「えっ!? あの袋が生きてるのぉ〜っ!?」
「そう決まったわけじゃないけど……私が追いかけ
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