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ウイングマン ウインドプラス編
■3.対戦ウイングガールズ!
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しかし、久美子の発言に対して誰も答えてはくれなかった。
そして、桃子の姿が見えなくなると、ふと我に返った。
久美子は完全にひとり取り残されてしまった。
「私を一人にしないでよ〜寂しいじゃない!」



3.
「オレ様はウインドプラスだ」
プラス怪人はアオイをマジマジと見てから名乗った。目つきから紳士的な態度はかけらも感じられなかった。
表情も目つきもいやらしいモード全開だ。
「お前もなかなかいい体してるじゃないか。ちょっと遊んでやろうか」
言葉は強そうだが、その体つきはガリガリでまったく強そうには感じなかった。
「お断りよ! さっさと倒させてもらうわよ!」
いやらしいということを除けばアオイ自身は負ける気がしなかった。
健太の到着を待つまでもない。
そう判断をしたアオイはウインドプラスの顔面に目がけて跳び蹴りをした。
しかし、ウインドプラスの顔が回り始め、アオイの体自体を風の力で跳ね除けた。
「オレ様にそんな攻撃は無意味だ。全部風で飛ばしてやるぜ!」
それならと、ディメンションビームを放った。
するとまた顔を回転させた。
「きゃああああっ」
今度はさらに強い風でビームの軌道をずらした。
それだけでなく、ビームを放ったアオイまで飛ばされそうだ。
「これじゃあ近寄れないじゃない!」
ビームを何度か放ってみるが全部跳ね返されてしまう。
「もう! あんなガリガリでひ弱そうな見た目なのに……」
アオイは一瞬、距離を置こうとした。
「何、逃げてんだ? それじゃあオレ様を倒せないぞ」
ウインドプラスはニヤリと笑った。

「じゃあ、今度はこっちから攻撃させてもらうぜ!」
そう言うが早いかウインドウプラスの攻撃が始まった。
風かはたまたはビームか、どんな攻撃が来るのか身構えたアオイに対して、ウインドプラスの攻撃は予想外だった。
「きゃああああああ、何すんのよっ!」
ウインドプラスはいきなりアオイに抱きついたのだった。
アオイは叫ぶと同時に反射的に手が出て、ウインドプラスの顔面を平手打ちした。
「痛ってぇ〜っ!」
見事に顔面にアオイのビンタがヒットし、ウインドプラスを吹っ飛ばした。
その瞬間にアオイは逃げ出し、ウインドプラスから距離を3倍取った。
「な、何なのよ、コイツ……」
近づけば抱きついてくる。ディメンションビームは風で飛ばされる。
アオイには打つ手が思い浮かばなかった。
しかも気を抜くとウインドプラスの方から寄ってきて抱きついてくるから油断もできない。
しかし、アオイが最上級に警戒しているので、ウインドプラスもなかなか手が出せない。
しばらく小康状態が続いた。

「あああああああ、もういいっ!」
しびれを切らしたのはウインドプラスだった。
「触らせろおおおっ!」
ウイ
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