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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
IFストーリー もしあの人が生きていたら………
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物を中心としたおかず。三段目にから揚げや、卵焼き、ウィンナーなどのメインのおかずになっていた。
「ちょっとウォーレン、私も作ったんだけど?」
「分かってるよシャイデ、そんな怒るなよ………どうせ卵焼きとか簡単なものだろ………?」
「何か言った………?」
「この卵焼き絶品だな!!!」
余計な事を言わなきゃいいのに………
「全く、学ばんなぁ………」
「レイには言われたくないだろうな」
と鋭く睨まれ、夜美にツッコまれた。
……………何か失言しただろうか?
「よし、これくらいで良いだろ」
すっかりと日も落ちてきて夕焼けに森の木々が赤くなっている。
「疲れたぁ………」
ライの言う通り、昼食の後も、探索は続き、あの大きな虫事件ほどの事件は無かったが、相変わらず大きさの変わった虫や動物達が俺達を出迎えてくれた。
「ですけど楽しかったです。………あの虫に遭遇した事以外は」
星の言う通り、結構面白い世界ではあった。俺としてはリスほどの大きさのたぬきを見たとき、思わずポケットに入れて持ち帰ろうと思ったくらいだ。
………決してはやてに見せて、仲間とか言うつもりは無い。
「まあ大変だったが、中々興味深かったな。これは海の生態系もまた違っているのはないか?」
「流石に海は無理よ夜美………だけど小さいクジラや巨大イルカとか考えると見てみたいわね………」
「まあそれはまた依頼があったらかな………」
そう言ってデータを整理していた手を止めるウォーレン。
「よし!後は帰って整理するから取り敢えず帰るか」
そんな呼びかけに答え帰路に着く俺達。
「ウォーレン」
俺は一番後ろで歩くウォーレンに近づき、話しかけた。
「どうした零治?」
「………」
そう問われ、何故か言おうとした言葉が飛んでしまった。
「何だよ?」
「いや………言おうとしたこと忘れちまって………」
「は?変な奴だな………」
確かにこれじゃあ変な奴だ。
「まあいい。零治、お前も楽しかったか?」
「ああ。こういうの良いな」
「そうだよな、まだまだ家族としてはぎこちなさはあるけど、こんな感じで一緒にいればいずれはちゃんとした家族になっていくよな?」
………やはり少し不安な部分もあったのか、少々弱気な質問をしてきたウォーレン。
だけど答えは決まってる。
「大丈夫だ、いずれもっとちゃんとした家族になれるさ。親父」
そう言って俺は先を行く星達の元へ向かう。
「親父……………あの野郎!!」
後ろのウォーレンの顔は見れなかったが、………まあ悪い気はしないだろう。
「また来よう………みんなで」
『はい………』
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