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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
IFストーリー もしあの人が生きていたら………
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「………んん?」

スマホの目覚ましの音で目が覚める。

「ふぁ………」

昨日はライと夜美と共に遅くまでゲームをしていたせいかかなり眠い。

「みんな、起きてる?ご飯出来たわよ!!」

部屋の外から大きな声が聞こえてくる。
朝から本当に元気だこと………

「………着替えて行くか」

俺は眠い体を無理矢理動かし、制服に袖を通すのだった………








平凡な日常を望む転生者IFストーリー







「レイ、起きましたね」
「おはよう星」

一階に降りると制服の上にエプロンを付けた星が迎えてくれた。
手には運び途中のサラダとスクランブルエッグのお皿。更に弁当の残りなのかウィンナーやコロッケなど、中途半端に残ったおかずが並べられている。

「みんなは?」
「夜美は今洗面所です。寝ぐせが中々取れなくて苦戦してます。ライは………いつも通りです。全く、起きれないなら夜更かしなんてしないでほしいんですけど………」
「ハハハ、ソウデスネ………」

星は昨日、ライと夜美と夜遅くまでゲームをやっていた事を知らない。切っ掛けはライがゲームのレア素材を手に入れた事から始まり、その時起きていた夜美を誘い、一狩り行っていたのが原因だ。
………今正直に言ったら何で起こしてくれなかったかとか、仲間外れにした事からオハナシコースになってしまう危険性がある。

「世の中には知らなくても良い事はあるよな………」
「?」

不思議そうに俺を見る星だが特に何も言わず、席に着いた。

「零治おはよう、コーヒー飲む?」
「番茶が良い」
「………相変わらずジジ臭いわね」
「ほっとけ」

俺の返事に苦笑いしながら番茶を手渡してくれる女性。
俺達を正式に養子に迎え入れてくれたシャイデ・アレスト。旧姓シャイデ・ミナート。
元管理局の執務官にして、今は俺達の学校の先生で担任。

俺は養子に迎え入れてくれる前からの付き合いなので、どうしてもお母さんと抵抗があって言えていない。
星達も恥ずかしいのか未だに名前で呼んでいる。それでもさん付けを止めたから進歩は見えているのだが………

「それで………また寝坊?」
「一応仕事で遅かったみたいよ?帰ったのは朝方だったかしら?」
「また長引いたのかよ………言ってくれれば協力するのに………」
「ミッドチルダに逃げた希少生物の岩ネズミを探す仕事なんだけど?」
「さて、ライを起こしにいくかな」

良かった助けを求められなくて………

さて、我が家の主こと、ウォーレン・アレストは俺が傭兵としてミッドチルダで戦っていた時に出会い、互いにパートナーとして戦って来た。そんな中、ウォーレンは任務の途中で出会ったシャイデ・ミナートに惚れ、一年の同
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