暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Aミッドベルカ相搏つ
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になってる。もう暗黙の了解みたいになってるから誰も文句は言わないし、そもそも一番の適任だって思ってるから、喜んでお任せするよ。

「というわけで、なのは、アリサ、すずか、フェイト、アリシア、アルフのミッドチームと、はやて、ルシル、シグナム、ヴィータ、シャマル先生、アインス、リイン、ザフィーラ、あー、あとお邪魔虫、そんでわたし・・・」

「ちょっと待ちなさいよ! ベルカチームの人数が多いじゃない! 誰か、こっちに来なさい!」

「お邪魔虫って私のこと? ねぇ、そこの小娘」

「そうだなぁ。じゃあ、わたしがミッドチームに異動するよ♪ 嗚呼、愛し合うわたしとルシルは、人数合わせという悲劇によって敵・味方に分かれて戦い合う運命なのね! なんていう悲恋! でも負けない! 戦いの果てにきっと結ばれるのだから!」

「シカト!?」

「俺っていつからシャルと愛し合ってたんだろうな」

「そうやなぁ、きっと夢の世界でちゃう? シャルちゃん、ホンマにしゃあないなぁ、あはは」

自覚があるのかないのか判らないけど(あるとは思いたくな〜)はやてがサラリとキツいこと言った。シャルは自分の世界に入ってて聞いてなかったから反応はないけど、聞いちゃった私たちはシーンと口を噤んで、努めて聞かなかったことにした。

「え、えっと・・・それでもまだ2人多いよね・・・」

「我が主。我は荷物持ちに徹す故・・・」

「そうか? ザフィーラ、遠慮とかやったら無用やよ?」

「いえ、そういうわけではありませんが。ただ道中に買った物が増えていくとどうしても手荷物が・・・」

「・・・おおきにな、ザフィーラ。頼めるか?」

「お任せを」

ザフィーラが抜けてもまだあと1人、ベルカチームの方が多い。まぁ、1人くらいならどうってことないと思うけど。ルシルが「フェンリル」って、ルシルの数居る使い魔の中でも正式な使い魔っていう女の人、フェンリルの名前を呼んだ。

「えええ!? 私が手荷物番ですか!? そんな御無体なぁ〜・・・」

ガーンとショックに歪む表情のフェンリルがルシルにしがみ付いた。ルシルは「違う。最後まで話を聴け。あと暑苦しい、離れろ」ってフェンリルの両肩に置いて離そうとしたけど、「やーだー!」フェンリルはルシルの腰にしがみ付いて離れようとしない。ルシルの表情がイラッときた、というものに変わった。

「フェンリル、お座り!」

「はいっ!」

まるで犬のしつけのような掛け声。フェンリルは地べたに女の子座りした。他の人からの視線が一気に集中したことで、「っ! 立て、今すぐ!」ルシルがハッとして慌ててフェンリルの両脇に手を差し込んで強制的に立たせた。それから「あはは、どうも」愛想笑いを振りまきながらルシル君はフェンリルの手を引い
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