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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Aミッドベルカ相搏つ
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ろで時間確認する。時刻は2時ちょっと前。約束してる時間は3時。集合場所は夏祭りの会場、海鳴臨海公園。現地集合っていうことで、「早めに着いておこうか」私を迎えに来てくれたシャルちゃん達と一緒に向かう。
「そうだね。ギリギリで着いて待ち合わせに遅れるのもどうかと思うし」
「アリサもすずかも、はやてもきっと同じ考えに至ってるだろうしね〜」
「あんまし早く着いたら、先に何か買ってようよ!」
「肉あるかなぁ〜、肉♪」
「ダメだよ、アリシア、アルフ。屋台巡りはみんな揃ってから」
「は〜い」「へ〜い」
フェイトちゃんに注意されたアリシアちゃんとアルフは肩を落としたけど、表情や放ってる空気は明るい。ちょっとやそっとで崩れるようなテンションじゃないんだよね、やっぱり。私もお祭りに行こうって約束をしてからずっとテンション上がりっぱなしだよ。
「そう言えばアリシアちゃん。デバイスの方はどうだったの?」
臨海公園への道中、私はアリシアちゃんにそう訊いてみた。アネアの遺跡探検からもう1週間弱。採って来た鉱石は第零技術部――通称スカラボに預けて、アリシアちゃん専用のデバイス制作をドクターにシスターズ、そしてすずかちゃんにお願いしたって話なんだけど・・・。
「う〜ん、それがさ、なかなかデザインが決まらなくって。しかもフェイトには連没くらうし」
アリシアちゃんが溜息を吐いてフェイトちゃんをチラッと横目で見ると、フェイトちゃんは「アリシアが欲張りすぎなんだよ」って呆れた。どういうことか訊いてみると、アリシアちゃんは自分のデバイスが持てるってはしゃいで、いろんな機能を次々と取り入れたいって無理難題を言い始めたそう。
「だって〜。正直、諦めてたわたしだけのデバイスが出来るっていうんだもん! 鉱石のおかげで時間制限付きだけどAA+ランクの魔力も手に入れることも出来たし! そう簡単に決められないよ!」
アネアの遺跡で採取した鉱石は、初めて触れた人の魔力を記憶するっていう特殊な能力を持ってる。その鉱石に持ち主が魔力を流すと、鉱石は魔力を何倍にして返還してくれる。普通に考えて負担がありそうな能力。一応、セレネちゃんやエオスちゃんは負担があるかどうか判らないって言ってた。
だけど、アリシアちゃんの身体やリンカーコアには負担が掛かるみたい。やっぱり魔導師としての経験差が大きいらしい。でもアリシアちゃんはそれ以上に戦える力を手に入れた嬉しさ・喜びで、その苦痛もどうってことないって笑ってた。
(シャマル先生が言うには、アリシアちゃんもリンカーコアを使う機会を増やせばいつかは慣れるって言ってたし・・・)
「だからって剣や槍や杖や鞭や双銃を詰め込むなんて欲張り過ぎるよ、アリシア。それだけならまだしもマイクにハリセンとかって意
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