暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Aミッドベルカ相搏つ
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†††Sideなのは†††

7月上旬。私たちチーム海鳴メンバーは今から夏祭りに出掛ける予定。土曜日の今日、スケジュールを合わせてみんな一緒に休みにして、午前中はドクターたち第零技術部――スカラボのみんなの協力で、本局のトレーニングルームを2時間コースで借りて、チーム海鳴で模擬戦。

「にゃはは(やっぱり強かったなぁ〜、ルシル君)」

つい思い出し笑い。でもようやくルシル君にひと泡吹かすことが出来た。ミッド式とベルカ式を混同してのチーム分けで、私とすずかちゃんとフェイトちゃんとアルフとはやてちゃんとリインとシグナムさんのチーム、アリサちゃんとシャルちゃんとルシル君とヴィータちゃんとシャマル先生とザフィーラのチームだ。

(ジャンケンで決めたチーム分けだったけど、それでもルシル君ひとりにガッツリ負けそうになったよね)

でもシグナムさんとアルフの2人でアリサちゃん達を食い止めて、すずかちゃんと、リインとユニゾンしたはやてちゃんでルシル君を足止め、私とフェイトちゃんのコンビネーション・ブラストカミリティで纏めて撃墜しようとした時、ルシル君がチームメイトを庇うように前に躍り出た。

(ルシル君は強い。自分を護って、他の誰かを護れる強さを、そして自分より誰かを優先する優しさも持ってる)

だからこういう事態も起きる。ブラストカラミティをほぼ1人で防いだルシル君は戦闘不能。余波に巻き込まれたシャルちゃんも崩れ始めて、私の砲撃やフェイトちゃんの速度に物を言わせたフィールドかく乱、はやてちゃんの広域攻撃で、私たちは勝利。同じチームで2戦目をやって、ルシル君とシャルちゃんのコンビ―ネーションに完膚なきまでのズタボロにされた。いやぁ〜、強かった。

「――良し。浴衣の着付けも無事に終了♪」

鏡の前でくるっと1回転。お母さんに何度も教わったからもう1人でも出来る。浴衣も帯も着崩れ無し。箱付き巾着を手に部屋を出て真っ直ぐに玄関へ。そこで下駄を履いて、「いってきまーす!」家には誰も居ないけど一応、挨拶。お父さん達はみんな翠屋でお仕事中だから。玄関の鍵を閉めていると、「なのは!」私の名前を呼ぶ声が後ろからした。

「シャルちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃん、アルフ!」

浴衣姿のフェイトちゃん達(アルフだけはいつもの私服姿だけど)が迎えに来てくれた。シャルちゃんとアリシアちゃんが「待ち遠しくて来ちゃった♪」その場で1回転して浴衣姿を見せてくれたから「2人とも、それにフェイトちゃんも可愛いよ♪」拍手。

「なのはも可愛い?」

「結論、みんな可愛い〜?」

「う、うん。可愛い」

みんなでハイタッチ。とりあえず携帯電話で写真を撮ろうってことになって、3分ほど写真を撮り合った。みんなと合流したらまた撮ろう。大体満足したとこ
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