1部分:第一章
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好きな果物だからだ。いつもお母さんと一緒に美味しく食べているのだ。
「ビワ。あるの」
「そうよ。だからね」
「うん、戻ろう」
今にも家に飛んで帰らんばかりになっていた。
「お家に帰って。雨の中で」
「そうよ。大事な中でね」
「蛙さん鳴いて。とても楽しそうね」
子供の頃のやり取りだった。その頃はお母さんもまだ若くて奇麗で彼女もまだ幼かった。それから長い年月が経って双葉は大学生になった。あのツインテールはポニーテールになり小さかった身体は大きくなって胸も足もかなりのものになった。目は大きくはっきりとしていて明るい顔になっている。あの時の小さなスカートは今ではデニムのミニでその下にはいつも黒いスパッツだ。上着は黒いシャツでかなり活動的な女の子になっていた。
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