日常生活?【2】
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「えっ!でも先生!これ推薦、しかも『第2東大』じゃあないですか!私今中学生ですよ!日本は、飛び級禁止じゃでないですか!?」そう、手紙に書いてあった内容は簡単に言えば、第2東大…『第2新東京大学』に入学しないか、という誘いだった。今までに何校かから誘いはあったが大学、しかも東大からくるなんて思わなかった。
「貴女、自分では気づいてないかも知れないけどここらじゃ、かなり噂されてるのよ?それに、この御時世飛び級云々言ってられないそうよ」
「そんな…でも、第一私大学の授業なんて全然分かりません!」
「ん?でもこの前解いて貰った東大の過去問あなた殆ど満点だったじゃない。サラさんは、解けない問題が多かったけど」
は?高校の過去問なら学校で貰ったのをいくつかやったことあるけど、東大の過去問なんて記憶にない…まさか!
「えっまさか、私とサラだけ放課後残ってやった過去問ですか?」
この前の放課後、何故か私とサラがやらされた問題があった。今思えば普通あの時気づくはづだった。高校の過去問と大学の過去問の差を気づかないなんて…しかもサラは殆手がが止まっていたっけ。
「えぇ。そうだけど、まさか何の問題か気づかなかったの?」
「うっ…」
「それはそれで凄いわね。」先生は苦笑している。
「まぁ、この事は考えておいて。別に絶対東大行かなきゃならない訳じゃないんだから。あっ、でも2週間以内には答えを聞かせて」
「はぃ、分かりましたぁ…失礼しました」[ガラガラ]
確かに推薦なんだから強制じゃ無いし蹴って高校に入る事も出来る(てか、それが普通)。
「はぁ〜」
「どうしたの?姉さん」
「マヤ、貴女がため息つくなんて珍しいわね。何かあったの?」教室に戻るとサラとナゴミが声をかけてきた。
「実は、………」私は、二人に推薦の話をした。
「え!?推薦?しかも第2東d(パシッ)」思いっきりバラそうとしたナゴミの口を慌てて手で塞ぐ。
「……ぷはっ急になにすんのよー」ジト目で睨むナゴミ。少し力を入れすぎたかな?
「ごめんごめん。でも、皆に知られたく無かったから」前世でも今でも、人に注目されるのは、苦手だ。
「こっちこそ悪かったわ」ナゴミは、私の性格を分かってくれている。
「でも、姉さん何があったのよ」今まで黙っていたサラが聞いてくる。顔は真剣だ。私の未来に関わる事だから無理もないけど。
「ちょと、ね」今は、ナゴミやクラスの皆もいるのであまり詳しく言えない。サラも私の意図が分かったのか、それ以上聞いてこなかった。
ー帰り道
「じゃあまた明日!マヤ推薦受けるなら応援するから」
「ありがとう。ナゴミ」
「もちろん、サラも頑張って」
「期待に答えられる様、頑張るわ」
そうして、ナゴミと別れる。
「姉さん、あの事だけど
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