日常生活?【2】
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ーン♪』
「あっ!急がないと」
「でも、廊下は、走っては駄目ですよ?」クスクスと笑う先生。
「はーい、失礼しました」まずい、完全に遅刻だ。
「遅れてすみません」教室の後ろから入る。
「話は聞いている。職員室に行っていたんだろ?早く席に着きなさい」
「はい」よかった。遅刻で成績下がるのだけはごめんだ。
(今はもう、成績なんて関係ないのに癖になっちゃったな〜)前世は、高校の推薦を狙っていたから、忘れ物や授業態度で減点されないように、気を付けていた。
(そのお陰で推薦は通ったけどね)
ー帰り道
「姉さん、職員室に行ったのて、やづぱり昨日の事で?」
「うん。あとサラ、私の過去を変えておいてくれたのってサラでしょ?」
「いいえ。違うわ」
「え?サラじゃないなら誰が…」
「きっと、もう一人の神(作者)だと思うわ。私に過去を変える力が有るならわざわざ逆行なんてしないわよ」
確かに、過去を変えることができるのなら時間を掛けて直すより速いし楽だろう。
「じゃぁ、サラよりその神様の方がすごいの?」
「ええ。私達が戻ってこられるのも、その神(作者)のおかげなんだから」
「人類の母、リリスと同じ存在のサラを越す神って一体…」
「正確には、リリスやアダムを生んだ創造神(庵○氏)とおなじ種族の神様よ」神の如くリリスやアダムの生みの親。どんな神なのだろう。
「うーん。私はあまり分からないけど、そんな神様がいるなら平和な世界もあるの?」
「きっとあると思うわ」
そこで、会話は終わった。
ー自宅
「さぁーて、手紙も読み終わったし、そろそろ寝よっ」
「手紙?なんの」そう言えばまだサラに言ってなかった。
「ん?あぁ昨日のお礼だって」
手紙には、何度もお礼の言葉が書いてあり、なんでも取られた鞄の中にはパスポートや保健書、ケータイなど大切な物が入っていたらしい。
「今更だけど人助けって良いものなのね」
「でも、NERVで働く事も人助けじゃない?」確かにNERVの目的の一つは、使徒から全人類をまもること、でも最終の目的はサード・インパクトを起こす事だった。チルドレンの…子供の心を使って。
「子供を犠牲にしてまで人助けしても誰も、良い気分にならないわよ」
「…」
「ごめんね、[レイ]」私は、わざとレイと呼んだ。
「私はサラよ」
「そうね。おやすみ、サラ(ニコッ」
「…おやすみ、姉さん(ニコッ」
その晩からサラがすこし変わった。何と言うか遠慮が前より無くなった。
嫌いな野菜があると、端に寄せたり、残すようになった(無理にでも食べさせるけど)。
学校でも、冗談を言ったり堂々と授業中に寝たり子供っぽくなった気がする。まぁ、私が大人びてる(精神年齢24歳)だけで年相応な行動だけど。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ