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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第21話 「歓迎会」
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始めたし、声もどことなくいつもより低くなってたし。
「……まあそれにコーチみたいな役をすでに引き受けてるからさ」
「それって八神堂さんとか?」
「いや……最近ブレイブデュエル始めたばかりの」
「……女の子?」
「そうだけど……」
アリシア、何でそんなジト目でこっちを見るんだよ。……いや、他の連中もアリシアほどじゃないけど何かこっち見てるし。別に不埒なことしてるわけでもないのに理不尽だろ。
「それって誰なの?」
「誰って……まあ一言で言えば従妹だけど」
「従妹? 王さま知ってる?」
「ん、ああ。確かにショウにはユウキという従妹がおるぞ……それにしても、あやつこっちに来ておったのか?」
「まあな」
ユウキの存在は小学生組以外は知っていたため、この場に漂っていた善からぬ空気が霧散し始める。だが今度は別の意味で不機嫌そうな目を向けられてしまった。
「ショウよ、ユウキが来ておるのなら何故ここに連れてこないのだ?」
「それは……こっちに来たの数日前だし、叔母から前もって知らされてなかったからゴタゴタしてたんだよ」
「はぁ……あの人は相変わらず仕事以外はどこか抜けておるな。だが、ならば今日連れてくればよかったではないか?」
「あいにく今日あいつは用事があったんだよ。アリシア達がいないってことで急遽T&Hからイベントデュエルに参加してくれって頼まれたんだとさ」
俺のした説明に一瞬ディアーチェは納得しかけたが、すぐさま怪訝そうな顔を作る。
「ちょっと待て……我の記憶が正しければ、あやつはデュエルの経験はなかったはずだが?」
「そうだな。初めてデュエルをしたのは数日前だ」
「……なのにイベントデュエルに出ておるのか?」
「ああ……」
ディアーチェは全て理解したらしく、ユウキのゲームに関する才能の高さに感心するどころか呆れているようで顔を手で覆っている。シュテル達も彼女のことを知っているだけに理解できたようで、首を傾げているのは小学生組だけだ。
「えっと……デュエル初めて数日でイベントデュエルに参加できる子っているの?」
「さあ? 初心者を対象にしたものならできそうだけど」
「私はそういうのは聞いてないけど……お姉ちゃんは?」
「わたしも聞いてないよ。でも……何か超凄い新人が現れたって話は聞いたかな」
「じゃあその人はショウさんの従妹ってこと?」
全ての疑問は解決できていないようだが、まあ俺がコーチを出来ない理由は理解してくれただろう。これであとはフローリアン姉妹にコーチをしてくれるように話を進めれば万事解決……
「あぁ、言い忘れていたけどユウキくんは2学期からショウくん達と同じ学校に通うそうだよ。彼女のご両親がこっちに来るのはまだ先らしいけどね」
「え……それってつ
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