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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第21話 「歓迎会」
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ティーとして通用する品数だし、時間があったらどれだけハイレベルなものを用意するつもりなんだろ。それはそれで見たくもあるな。
「そんなことないよ。どれも綺麗で美味しそうで……ありがとう!」
「む……なら良い」
「しかし……本当に美味しそうね」
「うん。どんどん唾が溢れてくるよ」
「みなさんすでに限界のようですし、冷めないうちに頂きましょうか」
アミタの発言にディアーチェが博士に挨拶を促し、全員手を合わせて食前の言葉を述べる。
俺はディアーチェの腕前を知っているだけに、限界まで腹を空かせた小学生達がどのような反応をするのか気になった。なのでチラリと横を見ると、ちょうど料理を口に運んだバニングスと月村が見える。
「こ、これは……パリパリの皮にふっくら焼き上がったお肉」
「ほのかに付いている風味からして……表面にごま油を塗ってるのね!」
「それだけじゃないよ。中に香草だけじゃなくてきのこや蒸したお野菜も一緒に入ってる」
「お肉の旨味がしっとり上品に行き渡ってて……本当に美味しい」
「「お口の中がしあわせ〜♪」」
さすがはお嬢様方、小学生なのにずいぶんと味覚が発達していらっしゃる。それに食レポとリアクションも完璧なようで……どういう風に君達は育ってきたんだ。
残りの小学生に意識を向けてみると、高町→フェイト、アリシア→高町、フェイト→アリシアといったように代わる代わる食べさせ合いっこをしていた。こちらはお嬢様方と違って何とも子供らしい光景である。
「……ん?」
料理を皿に取っていると、幸せそうな表情を浮かべる高町を見つめているシュテルが視界に入った。彼女の顔は至って平常運転に見えるが、付き合いが長いせいか何を考えているのか何となく分かる。
多分……高町達みたいに食べさせ合いっこをしたいんだろうな。ああ見えて構ってちゃんというか、人と接したいと思う奴だし。まあ猫みたいに気まぐれだったりもするんだけど。
予想はどうやら当たっていたらしく、シュテルは近くでガツガツと音を立てて食べていたレヴィへと意識を向けた。
「レヴィ、私達も……」
「んう? なに?」
「……何でもありません」
確かに相手にディアーチェではなくレヴィを選んだ点は良い。彼女ならば『あ〜ん』といったことでも抵抗なくさせてくれただろう。が、食べ始める前にしないとダメだ。
というか、やりたいくせに押しが弱いな。あれか、やりたいけど自分のキャラ的に恥ずかしいのか。恥ずかしいと思うなら諦めればいいのに……あのシュテルさん、何でこっちに近づいてくるんですか?
「…………」
「いや、無言でやるなよ。それにやらないぞ」
「私の恥ずかしい姿を見たではないですか」
「それはお前の自業自得――んぐ!?」
問答無用と言
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