5不動を継ぐ者と観月
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「じゃあ、御言葉に甘えさせていただきます。咲夜先輩」
「もちろん俺もだ」
言い出しっぺ俺だけどDホイールとサイドカーで四人も乗れるかな?
「なら、行きましょうか。遊馬くんは私の後ろで小鳥ちゃんは遊夜の隣でいいかしら?」
「「はい!」」
遊馬は咲夜姉の後ろにすわる。遊馬の横にはアストラルが浮いている。
「遊夜くん。隣ごめんね」
俺の隣に観月さんがすわる。
「気にしないで観月さん。元々俺が言い出したんだからね」
「……うん」
「発進するわよ」
咲夜姉が声をかけるとDホイールは動き出す。
「ねえ、遊夜くん。」
「なに観月さん?」
隣を見ると少しだけ顔を赤くしている観月さんがいた。
「私のこと、小鳥って呼んでくれない?苗字で呼ばれるのなれないからお願い?」
「わかった。小鳥がそれでいいなら。」
「うん……ありがとう」
さらに顔を赤くする小鳥。俺達の会話を横で運転しながらニヤニヤしながら聞いている咲夜姉
「遊夜も隅に置けないわね。もう、フラグをたてるなんてね」
「なに言ってるんだよ。咲夜姉。そんなんじゃあないよ。それに………俺は父さん達を探し出すまで自分の幸せは後回しだよ。」
「遊夜………………」
それから、家に着くまで誰もしゃべらなかった。
続く
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