浄化
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く思うよ」
アルフ……それは多分、母さんだから、という一言で済んじゃう気がする。今なら私も理解出来るけど……。
「そう……なら私もサポートしてあげます。流石に時間をずっと取れる訳じゃないので、時々という形になりますが……その分クロノ君やリンディ提督も協力してくれるはずですわ」
『ちょっ!? か、勝手に決め……』
「ねぇクロノ、嘱託魔導師の資格試験の勉強、教えてくれないかなぁ……? やっぱり……ダメなの?」
『う! ま、まあ……良いんじゃないか? 僕達もフェイトが嘱託魔導師になってくれたら嬉しいし、協力は惜しまないよ』
「勝った……計画通り……(ニヤリ)」
ね、姉さん……。そこでその台詞を言わないでよ、なんか私が言ったみたいになっちゃうじゃん。確かにはやての所でDVDを見たし、凄く面白かったけどさぁ……。
ちなみに無意識でちょっと上目づかいになっていたらしく、クロノの後ろで母さんが鼻血を吹き出していた。あ〜あ、クロノの背中にべったり引っ付いちゃって……洗濯大変だろうなぁ。
「……とりあえず私もクロノ君もお互いに暇な訳じゃないので、空いた時間にちょくちょく指導していく流れとなるでしょう。それぞれ時間が空くタイミングも異なるでしょうから、そういう意味では丁度良い指導体制かもしれませんね」
微笑みながらエレンさんは早速、時間割とかを考えてくれていた。多分、時間ごとにエレンさんやクロノ、リンディさんが教えてくれるようになってるんだろう。
え……サルタナさん? あの人って、そもそも時間空くの? というより私のために時間を作ってくれるのかな?
「閣下はあれで意外と教え上手ですよ。なにせ私も閣下の指導の下で学んだ結果、1年ぐらいで執務官の資格を取りましたから」
『1年!?』
最初は次元世界の常識を知らなかったエレンさんが、たった1年で執務官になる程とは……あの人ってそこまで教え上手なの? それともエレンさんが優秀なだけ? とにかくエレンさんとマキナ以外の全員が声を揃えて驚愕してしまう程の衝撃だった。特にクロノは自分が試験に何回か落ちているため、より一層衝撃が強かったみたい。
「それと、生徒はどうやら“一人じゃない”かもしれませんね」
「え?」
エレンさんが空を見上げてそう呟き、私達も同じように空を見上げてみた。すると私が思うよりパイルドライブに時間がかかってしまっていたのか、始める前に出発したラプラスが時空間転移のゲートを通って戻ってきていた。
どうやらお兄ちゃんの方は説得が意外と早く済んだみたいだけど、それよりも生徒が一人じゃないってどういう事なんだろう……?
「フェ〜イ〜ト〜ちゃ〜ん〜!!」
「ッ! この声は……!」
待ち切れなかったのか、ラプラスから飛び出
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