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とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
第23話  仲間たち、集結する
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くしながら同じく顔を真っ赤にしているレコンに回復魔法をかけた


「誰も気づかなかったの……?」

「私は面白そうだったので様子見に徹していました(ニコニコ)」

「流石はヤマナミさん。相変わらず腹黒い…(ニコニコ)」


何処か黒いオーラを出しながら楽しく笑い合うソウジとヤマナミ…そんな2人の会話に少し恐怖を感じていたクラインはタカトラにある質問をした

「なあタカトラ…ソウジもそうだったけどよ……あのヤマナミさんって、いつもああなのか?」

「ああ、オレが知る限り頭脳戦や腹の探り合いであの人が負けた所なんて見た事無いし、聞いた話じゃあの人、大学時代にゲームのイカサマで後輩から金を巻き上げるタチの悪い先輩がいたらしい。
その先輩から逆に巻き取ってスッカラカンになった所を、その先輩の今までの悪巧みを世間に公開させて、精神的、金銭的、社会的に追い込んだ伝説があるんだよ……」

(おっそ)ろしい人だな。ヤマナミさんて……」


そのままだと空気が悪くなりそうなのでキリトが咳払いをし、これからの方針を確認する


「ん、ん゛ん゛っ!!それでリーファ、俺達はこれからどうする?」

「う、うんそうだね!さっきレコンが言ってたけど、サクヤが、ケットシーのアリシャ・ルーと正式に同盟を調印する日だから、サラマンダーの大部隊もそれを潰すためにそこに来る……だからお兄ちゃん、皆さん…お願いします!サクヤを…あたしの友達を助けるために、力を貸してください!!」


そう言ってリーファはキリトたちに頭を深く下げた。そんなリーファにキリトたちは…


「分ってるよ…リーファ」

「え?」

「妹の頼みを聞かない兄が居ると思うか?」

「そーそ!何だかんだ言ってオレ達、リーファに世話になったからな。その礼もするぜ!」

「お兄ちゃん、タカトラ君…」

「あたし達は出会って間もないけど、友達なのは確かよ」

「リズちゃんの言う通りだね」

「そうだぜ、ここまで、一緒に生き抜いてきたんだ。もう友達だろ?」

「一緒に領主のサクヤさんを助けに行きましょう」

「みんな………ありがとう」


「さて、そうと決まった所でその領主の所に行こう。レコン、その場所ってわかるか?」

「は、はい……この地下街を抜けて、北西の方角にある山の奥。ケットシー領に繋がる“蝶の谷”の内陸側でやる予定です」

「よし!それじゃ、皆!その“蝶の谷”に急ごう!!」

『おうっ!!』


キリトの号令でSAOの元攻略組メンバー(一部は除く)が一気に街へ飛び出し、蝶の谷へ駆け抜けた





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