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とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
第23話  仲間たち、集結する
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つ等とは縁を切ったよ」

「申し遅れましたが、私はウンディーネのヤマナミと申します。どうぞよろしくお願いします」

「ど、どうも…レコンです」

ヤマナミの挨拶に少し戸惑いながらも返事をするレコン。互いの挨拶が終わったところでリーファが質問する


「それでレコン…アンタは一体何を見たの?さっき言った『サクヤさんをサラマンダーに売った』って…あれってどういう意味?」

「うん。どうも前からシグルドの様子がおかしかったんだ。だからキリトさんたちが飛び立った後、シグルドの様子を《ホロウ》で探ってたんだ。そうしたらアイツ、部下を連れて裏道に入りこんだんだ。で、あいつらも透明マントかぶって消えるから、こりゃいよいよ何かあると思ってさ。そのまま、地下道に入って、5分くらい歩いたところで、妙な2人と密会してたんだよっ!そいつらも透明マント使ってるみたいでね。それを脱ぎ捨てた姿は……サラマンダーの連中だったんだ」

『っ!?』

レコンが目撃した情報が本当ならそれは驚きを隠せないものだ。そしてレコンの話は続き

「こいつは間違いなくアタリだと思って、続けて聞き耳をたててたら……そいつら、リーファちゃんにトレーサー付けたとか言って、それだけじゃなく……実は今日、領主のサクヤさんが、ケットシーと正式に同盟を調印するってんで、極秘で中立域に出てるらしいんだよ!」

「あ……、なるほど、前からサクヤが何かの準備をしてたから気になってたけどそういう事だったんだ……」

納得するリーファだったが、すぐにある可能性が頭をよぎった

「あれ?……ってことはそれじゃ!?」

レコンもその可能性を考えていたのか頷きながら答えた

「うん。多分、リーファちゃんの考えてる通りだよ。シグルドのヤツ、サラマンダーの大部隊にその調印式を襲わせるつもりなんだよ!!」

『な……!!』

「だから僕は急いでこの事をリーファちゃんに伝えようとメッセージを送りたかったんだけど、シグルドたちとサラマンダーの連中に見つかってね……何とかこの街まで逃げ切ったけど、ご覧の通りこの様ってわけなんだ……」

「レコン…」

レコンを心配そうに見つめるリーファだったがレコンを安心させるように肩に手を置き、感謝の言葉を送った

「ありがとう…後はあたしが何とかするからアンタはゆっくり休みなさい」

「う、うん……」

何処か初々しい空気を作っていたが、今まで黙っていたソウジがツッコミを入れる


「あのさぁ、イチャつこうとしてる所悪いんだけど…そこは普通に回復アイテムか魔法で済ませれば早いんじゃない?」

『………………あ゛!!』

場の空気に呑まれて肝心なところを忘れていた一同に心なしかソウジの目線は冷たかった。リーファは顔を赤
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