第23話 仲間たち、集結する
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うぞよろしくお願いします」
『よろしく(おねがいします)!!』
「もう…泣いていいか?」
「お兄ちゃん、ドンマイ…」
そうして皆の挨拶でいい雰囲気になった処で後ろから誰かが倒れる音がしたので全員が後ろを振り向くとそこにいたのは……
「レコン!?」
2日前にシルフ領の風の塔で別れたシルフの少年のレコンだった。最後に分かれた時と比べると戦闘に巻き込まれたのか、服も羽もボロボロ。背中に至っては攻撃魔法を受けた痕が残っていた。リーファはすぐに彼のそばに駆け寄り、すぐに抱き寄せた
「レコン!一体どうしたのよ!アンタ、シグルドの所に居たんじゃないの!?」
彼女の言葉に気付いたのか目を覚ましたレコン
「うっ…リーファ…ちゃん?」
「そうよ!あたしよ!レコン!一体何があったの!?」
するとレコンは悔しそうに歯を食いしばりながら状況を伝えた
「アイツ…シグルドが……僕たちシルフを…裏切った…!」
「えっ!!?」
「それだけじゃない……!サクヤさんをサラマンダーの連中に売りやがった!」
「!?そ、それ…どういう事なの!?レコン…ねえレコン!!」
そう告げたレコンは気を失い、レコンの突然の言葉に理解ができなかったリーファは詳しく聞こうとしたところでヤマナミに止められた
「落ち着いてください。今の彼はボロボロです。彼の状況から察して、貴女に伝えたい事があるから敵の追手の襲撃を受けてやっとこの場所に来たのでしょう。それに、酒場では目立ち過ぎますから一度宿の方で話を聞きましょう。部屋はすでに私が取ってありますので」
「は、はい…わかりました」
そしてヤマナミの案内もと、キリトたちは宿へ向かった。
それからしばらくして宿の部屋でレコンを休ませた一同は状況の整理をするためにレコンが目覚めるのを待った。その間にキリトはリーファにある確認をとった
「リーファ、さっきレコンが言ってた『サクヤ』って誰なんだ?」
「サクヤはあたし達シルフの領主なの。あたしにとっても大切な友達…シグルドはその側近……でも、アイツがサクヤさんを裏切ったって一体……」
そうリーファが疑問を抱いてるとレコンがやっと目を覚ました
「う、う〜ん……あれ?ここは?」
「レコン!気が付いたの!?」
「わ!リーファちゃん!?てゆうか、ここはどこ?」
状況が飲み込めず、混乱していたレコンにヤマナミが答えた
「ここは我々が泊っている宿の部屋ですよ。ああ、ちなみに君を運んだのはここに居るクライン君です」
「よ!」
「ど、どうも、ありがとうござ…ってサラマンダー!?」
「安心しな。確かにサラマンダーだが、あい
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