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Fate / the beelzebub comes.(魔王来たりて)
第2話 槍の騎士(ランサー)
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会を奪う権利は、俺には無いからな。」

「フフ・・そうですね、コミュニケーションは大事ですよランサー・・・連携を取る為にもね。」

「・・・だ、駄目だ、目が笑ってねぇ!?
 ・・・って、やっぱり俺がボコられるのは決定事項なのかよ・・・」

「クックク、随分とマスターの尻に敷かれてるな、ランサー?」

「ほっとけ!」

「情けないですよ、ランサー。貴方も英霊の端くれならば、いまわの際位潔くしなさい。」
ただでさえ今の私はこの右手の鉄拳を振り下ろしたくて、うずうずいているのですから。

「そんな理不尽な理由でボコられてたまるかよ!?
 冗談は色気の無えパンツだけにしとけ―――――って、あ・・・」

「「・・・・・・は?」」

一瞬ランサーが口にした言葉の意味が分からなかった・・・が、その意味を理解した瞬間―――

ブチブチブチィィ!

「・・・フ・・・フフ・・自分のサーヴァントが覗き魔だったとは・・・・ついぞ知りませんでしたよ?」
私の中で、紐状の何かがブチ切れる音がした気がした。

「・・・意味は良く分からんが、お前が地雷を踏んだのは良く分かった。
 ランサー、短い付き合いだったが・・・骨は拾ってやるから安らかに眠れよ?(合掌)」

「って、手を合わせてんじゃねえ!?「ガシィ!」ぬお!?」

「おお、アイアンクロー!
 じゃあな、ランサー。サラバだ。」

「ちょ!?ま――「メキメキメキ!」グオオオォォオオォォ――――!?」

「フン!」
ゴキリ!

ドサッ

「滅殺完了・・・」
乙女の着替えを覗いた罰です、永久(とわ)に懺悔しなさい。

「だ・・・誰が乙女・・・だ・・?」

む・・・まだ息がありましたか。

「雉も鳴かねば撃たれまいに、愚かなりランサー。ナムナム(再び合掌)・・・・」

同感ですね。
私は倒れ伏すランサーの腹部にトドメの連撃を打ち込みながら、シリウスの言葉に相槌を打った。

「―――漫才はこれくらいにして、そろそろ本題に入ってもいいかしら?」

「「あ・・・」」
私達は、ランサーの対面に座っていたの女魔術師から降り注ぐ、極寒の視線で我に還ったのだった。















(キャスターサイド)

大幅に逸れていた話を漸く元に戻した私達は、互いに名乗り合った後、バゼットと名乗った女も焚火の前に座した。

「・・・それで、話というのは何ですか?」
シリウス様と漫才を演じていたとは言え、警戒の構えは解いていない・・・か。

・・・まぁ、今更体裁ぶってもといった感はあるけれど。

私はシリウス様に目配せをして、説明してもらえる様に促した。
実際、さっきの敵との対話する事など、私
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