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リメイク版FF3・短編集
お願いがあるんだ
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ぇ。元に戻った途端、ひねくれるんだから……。せっかくサスーン城に居てイングズが目の前に居るのに、何か話していかないわけ?」

「話す事なんか、ないし。……じゃあな!」

 イングズに一瞥もくれず、部屋を出て行ってしまうルーネス。

「ま、待ってよ! 帰るなら僕も……っ」

「ちょっと待てアルクゥ、────私に追わせてくれ」

 そう云ってイングズは、逃げるルーネスを追って行った。

「……アルクゥ、あとはイングズに任せましょ?」

「う、うん、分かったよレフィア。……でもルーネスがクリスタルに願った事って結局、何だったんだろう」

「さぁねぇ………ルーネスのあの様子だと、多分クリスタルは願いを叶えてくれなかったのよ。あんまり無理な事云うもんだから、お仕置きとして一時的に幼児化させられたんじゃない?」

「そうかも、しれないね。ルーネスの願い、何かは分からないけど………いつか叶うといいな」




END

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