11話
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ルフィとウソップの声が響く・・・
「「覇国!!!」」
瞬間、衝撃が辺りを包むと金魚に大穴が空き、メリー号は空中を飛んでいた。
「振り返るなよ、まっすぐ行くぞ!!・・・なんて、でっけぇんだ!!!」
「海ごと切った・・・これがエルバフの戦士の力!!!」
ルフィとウソップの二人は、感動で震えウソップは涙を流していた。
無事着水して、しばらく船を走らせる。
ルフィとウソップは肩を組みながら、即興で作った肩を組みながらエルバフの歌を歌っている。皆が生暖かく見ている中、カイトはナミの変化に気がついていた。
「ナミ、ちょっと顔が赤くないか?」
「そうかな、あんな体験したから・・・びっくりして動悸が激しいのかも」
「そうか」
カイトはナミの額に手を当てる。
「熱いな・・・ナミ、少し我慢してくれ」
「えっ?」
カイトはナミの服をまくり上げた。
「ち、ちょっと」
いきなりの事に、ナミはうろたえる・・・カイトの行動に切れた人物が一名。
「テメエ、銀髪!!何してやがる!!よくもナミさんの・・・って何だよそりゃ!?」
サンジの驚く声に、皆が集まってくる。
服をまくり上げたナミの腹部には、赤い斑点があった。
「ナミ、島で上着脱いだか?」
「う、うん・・・暑くて脱いでた」
「・・・・・・恐らく、毒ダニに噛まれたと思う」
「「「毒ダニ?」」」
「ああ、俺も本で読んだ程度だが・・・今はもう絶滅した『ある病気』を持ったダニだ。ダニに噛まれて発症したら、40度以上の高熱や様々な合併症を引き起こす可能性もある。それに抗生剤を打たないと」
「ど、どうなるの?」
ナミが聞き、他の奴らもカイトを見ている。
「五日後に・・・死ぬ」
「「「「「えっ!?」」」」」
カイトの言葉に、あたりがシンッと静まる。
「カ、カイト・・・ナミが助かる方法はないのか!?」
ルフィがカイトに問いかけた。
「・・・医者を探して、5日以内に抗生剤を打てば大丈夫だ」
「ほ、ほんとか・・・ナミは助かるんだな」
「ああ・・・ただ、アラバスタまでは10日以上は掛かるから、進路を変更して医者を探すしかない」
「よし、医者をさが「それはダメよ!!」・・・ナミ?」
ルフィの言葉をナミが遮った。
「ビビには黙ってたけど・・・アラバスタで王国軍が30万人、反乱軍に寝返ったと新聞に書いてあった・・・これ以上遅れると、もっとひどい状況になる」
「そ、そんな・・・」
ビビが言葉につまる。
「大丈夫よ、私は寝ていれば治るわ・・・このままアラバスタに向かいましょう」
ビビは顔を上げると・・・
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