暁 〜小説投稿サイト〜
ワンピースの世界に
11話
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ルフィとウソップの声が響く・・・

「「覇国!!!」」

瞬間、衝撃が辺りを包むと金魚に大穴が空き、メリー号は空中を飛んでいた。

「振り返るなよ、まっすぐ行くぞ!!・・・なんて、でっけぇんだ!!!」

「海ごと切った・・・これがエルバフの戦士の力!!!」

ルフィとウソップの二人は、感動で震えウソップは涙を流していた。






無事着水して、しばらく船を走らせる。

ルフィとウソップは肩を組みながら、即興で作った肩を組みながらエルバフの歌を歌っている。皆が生暖かく見ている中、カイトはナミの変化に気がついていた。

「ナミ、ちょっと顔が赤くないか?」

「そうかな、あんな体験したから・・・びっくりして動悸が激しいのかも」

「そうか」

カイトはナミの額に手を当てる。

「熱いな・・・ナミ、少し我慢してくれ」

「えっ?」

カイトはナミの服をまくり上げた。

「ち、ちょっと」

いきなりの事に、ナミはうろたえる・・・カイトの行動に切れた人物が一名。

「テメエ、銀髪!!何してやがる!!よくもナミさんの・・・って何だよそりゃ!?」

サンジの驚く声に、皆が集まってくる。

服をまくり上げたナミの腹部には、赤い斑点があった。

「ナミ、島で上着脱いだか?」

「う、うん・・・暑くて脱いでた」

「・・・・・・恐らく、毒ダニに噛まれたと思う」

「「「毒ダニ?」」」

「ああ、俺も本で読んだ程度だが・・・今はもう絶滅した『ある病気』を持ったダニだ。ダニに噛まれて発症したら、40度以上の高熱や様々な合併症を引き起こす可能性もある。それに抗生剤を打たないと」

「ど、どうなるの?」

 ナミが聞き、他の奴らもカイトを見ている。

「五日後に・・・死ぬ」

「「「「「えっ!?」」」」」

カイトの言葉に、あたりがシンッと静まる。

「カ、カイト・・・ナミが助かる方法はないのか!?」

ルフィがカイトに問いかけた。

「・・・医者を探して、5日以内に抗生剤を打てば大丈夫だ」

「ほ、ほんとか・・・ナミは助かるんだな」

「ああ・・・ただ、アラバスタまでは10日以上は掛かるから、進路を変更して医者を探すしかない」

「よし、医者をさが「それはダメよ!!」・・・ナミ?」

ルフィの言葉をナミが遮った。

「ビビには黙ってたけど・・・アラバスタで王国軍が30万人、反乱軍に寝返ったと新聞に書いてあった・・・これ以上遅れると、もっとひどい状況になる」

「そ、そんな・・・」

ビビが言葉につまる。

「大丈夫よ、私は寝ていれば治るわ・・・このままアラバスタに向かいましょう」

ビビは顔を上げると・・・

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ