暁 〜小説投稿サイト〜
ワンピースの世界に
11話
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てもいいかな)

「ブロギー、酒は運んでくれるか?俺達じゃあ、全部は運べない」

「ああ、いいぞ・・・それにしても久しぶりの酒だ」

船内から酒樽を出し、ブロギーに渡すとカイトたち3人は肩に乗せてもらい、ブロギーの住処まで運んでもらった。





カイト達3人はブロギーの肩に乗り、住処に着くと船から運んだ酒とブロギーが倒した恐竜の肉を飲み食いしながら、話を聞いた。

この島にはもう一人の巨人がいてブロギーと決闘中である事、その戦いが100年続き未だ決着してない事、戦いの理由はもう忘れたが『誇り』の為に戦い続けている事、次の島のログが貯まる期間が1年かかると聞きナミとウソップは倒れ込んだ。

そして山が噴火を始めると、ブロギーは斧と盾を持ち『誇りの為の決闘』に向かっていく・・・

巨人二人の戦いは苛烈をきわめる戦いが始まる。

互の攻撃が一撃必殺の威力を持ち、急所狙いの攻撃を繰り出す。

斧と剣がぶつかり合い

盾で受け止め

甲に当てて弾き返す

一撃でも入れば、即死のような猛攻をしのぎ切り、最後は互の拳が顔にめり込み相打ちで戦いは終了した。



ウソップは目の前で繰り広げられた、戦いに見入っていた。

「スゲェ〜理由も忘れたのに、こんな戦いを100年も続けてるのかよ」

「はた迷惑な、ケンかよね」

ナミの一言に、ウソップは反論する。

「これが真の男の戦いなんだよ」

「何それ?」

「あの二人は、自分の胸に戦士の旗を1本ずつ掲げている。それは命より大事な旗なんだ、それを決して折られたくねぇ・・・その旗を守る為に100年戦ってきたんだ。これは紛れもなく戦士達の『誇りある決闘』なんだよ」

「・・・・・・・・・」

「これなんだ、俺が目指す『勇敢なる海の戦士』ってのは、俺はこういう誇り高い男になりてぇ」

「ふ〜ん・・・あんた巨人になりたいんだ」

「違う!!お前は一体何を聞いてたんだよ!!こんな戦士達が暮らす村があるんなら、いつか行ってみてぇなぁ」

「グランドラインの何処かにあるはずだから、旅をしていれば行けるかもな」

「カイトは、何処にあるのかを知ってるのか?」

「いや、行ったこと無いから場所は知らない」

「そっか・・・でも、いつか行ってみせる」

「ああ、きっと行けるさ・・・ナミ、ウソップ」

「何?」

「どうした?」

「俺ちょっと、離れるから・・・この島に誰かいるみたいだ」

「「えっ!?」」

「恐らく、ビビの敵だろうな」

「「バロックワークス!?」」

「たぶんな・・・じゃあ、ちょっと行ってくる」

「ち、ちょっと・・・」

カイトはナミの言葉を聞かずに、その場を離れた
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