17変えられない過去
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
◇スバル
あたしとギン姉は妖精のグレイさんとラミアのリオンさんの四人で六魔将軍のレーサーを探してます!
「スバルとギンガは姉妹なのか?」
「うん!そうだよ。グレイさんとリオンさんは兄弟弟子だったんですよね?」
「なぜ、知ってる?」
「ヤマト君が言ってましたよ。」
なんか、リオンさん怖いな〜。怒ったヤマトの方が怖いけど……
「まあな、リオンが兄弟子だった。あの日まではな…」
「あの日?」
あたしはこの話を聞いた後後悔しました。
「当時オレが住んでいた街の近くでは、厄災の悪魔デリオラ≠チつう怪物が暴れ回っていた。そいつはオレの街にも現れ、街は壊滅した。唯一の生存者であるオレはウルに拾われたんだ。それからは色んなことを教えてもらったのさ。魔法の基礎や、造形魔法の素晴らしさなんかをな……」
「おい、グレイ」
リオンさんが止めようとする。
「いいんだ、リオン。当時のオレは心に闇を抱えていた。デリオラへの復讐という心の闇を…」
「「…………」」
それを聞いたあたしとギン姉は察した。家族と街を全てを壊されて、怨まない方がおかしい。
「近くにデリオラが居ることを知ったオレは、ウルや兄弟子のリオンの制止も聞かずに飛び出したんだ。そしてデリオラに戦いを挑んだ。当然敵わなかったけどな。けど、そこへウルが駆けつけてくれた。デリオラがオレの闇ならば、自分にも戦う理由があるって言ってな」
それを聞いたあたしとギン姉は、頭の中に最悪の結果を想像した。
「まさか……ウルさんは……」
「あぁ……ウルは命を懸けて、デリオラを封印した」
それを聞いたギン姉は無意識に口元を押さえた。
「絶対氷結
(アイスドシェル)
……その魔法は自らの身体を氷へと変え、対象を永久に氷の中に封じ込める。ウルはその魔法を使って、デリオラを封印した。その時、心に残っている言葉があるんだ」
―お前の闇は私が封じよう―
「ってな……」
「ご………ごめんなさい……」
あたしは涙を流しながら声をふるわせながら謝る
「気にすんな、俺が勝手に話しただけだ」
「そうだ。貴様等が気にすることは無い」
グレイさんの過去を聞いたんだ……あたしも話そう。戦闘機人である、あたし達の事を……
「ギン姉………」
「わかってるわ……」
ギン姉も話す気だったらしくあたしが声をかけると軽く頷く。
「せっかく話してもらったから話すよ。あたし達の事を…………あたしとギン姉は……人工的に作られた人間……戦闘機人なんだ……」
「!?」
「人工的に作られた人間だと?」
二人とも驚いている。仕方ないよね。普通はわからない
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ