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ルイズが赤い弓兵を召喚
召喚
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ベッドの上からの景色を眺める。
 あれ?しかし外が薄暗い。
 一体何時だ。
 早くに起きすぎたのだろうか。
 今日の予定は何だったっけ。

「!」

 そうだった!サモン・サーヴァントをしたら赤い男が出て腹が立って右手がすっごく痛くなって……。
 右手はどうなったのだろう。
 見ると、そこには見たことのない、赤い印がついていた。

「令呪だ」
「ひゃあ!?」

 驚いた。
 変な声も出た。
 突如現れた男はこちらの反応が面白かったのか、ニヤニヤしながら私を見下ろしていた。
 あの赤い男だ。

「あ、あ、あんた……!」
「お早う、マスター。不本意ながら先程君に召喚された使い魔だ。あぁ、先に言っておこう。手違いかもしれんが、間違いではない。残念なことに、マスターの右手にあるその令呪が何よりの証。それを持つ限り、君は私のマスターであり、私は君のサーヴァントだ」

えーとえーと……。

「へ……使い魔?」

 我ながら情けない声が出た。

「理解したようで何より。私のことは『アーチャー』と呼んでくれれば良い。それと私を召喚した後倒れた君をここまで運んだのはコルベールという教師だ。あとで礼を言っておくといい」

 男……アーチャーはそれだけ言うと腕を組み口を噤んだ。
 え?なんなのこの態度。
 理解してないっての。
 残念って言った?
 貴族である私に向かって何なのこの態度。
 えーと……、とりあえずこれはしっかり分からせてやるしかないわね。
 どちらが上なのかってことを!

「あんt「ところでマスター」……」

 こいつ……態と被せてきたわね?
 私の言葉を遮るなんていい度胸じゃない。
 いや、今更か。

「私はまだマスターの名前を聞いていないのだがね」

 ……なによそのしたり顔。

「よ、よく聞きなさい! わたしの名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール! あんたのご主人様よ!」



――――――――――――



「令呪とはサーヴァントに対する絶対命令権だ。と言っても万能なものではない。与える命令が明確で瞬間的なものほどその効力は強くなるし、曖昧で長期間なものほど弱くなる」

 頼んでも無いのに説明を始める偉そうな使い魔。
 こちらの名乗りを
「了解した、マスター」
 の一言で済まし、
「さて、ではマスターが気になっているその右手の印について説明しよう」
 ときた。
 無礼だわ!
 他に言うことがあるでしょ?
 まったく、これだから平民は。

「例えを出そうか。そうだな……」
「ちょっと待ちなさい!」

 語り続ける男にやっとのことで待ったをかける。
 もう慌てる時間よね?

「どうしたマ
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