第3話
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か…」
いつの間にかセイラとヘイラを離し、棒のような物であたしの攻撃を防いでいる…。
「話を聞かねぇからだ…。あたしらが賞金稼ぎだ」
一瞬怪訝な顔をしたがどうやら自己完結をしたようだ。
棒のような武器をしまう大佐さん。
「すまなかった…俺がここの新しい責任者だ」
「あたしは今の所は賞金稼ぎ…名前はアテナってんだ」
「わたしはセイラだよっ!」
「……ヘイラ…セイラの妹…16歳…特技は…斬ること……名前は…?」
…ヘイラがここまでしゃべったのは初めて見るぜ…。
コンコン…。
「失礼します!スモーカー大佐っ!」
後ろの扉が開き短髪メガネの女が入ってくる。
「スモーカー大佐!只今戻りました!」
…………。
「スモーカーはあっちだ」
あたしがスモーカーの方を指さすとその女は少し焦り頭にかけていた眼鏡を自分の目元にかける。
「し…失礼しました!失礼ですがあなた方は?」
「あたしらは賞金稼ぎさ。あたしはアテナ…でこっちが」
「あたしはセイラ!にしても…」
「ヘイラ…好きに呼んで…」
「そうなんですか…。あっ!私はたしぎと言います…。そ…それより……」
ふ〜ん…。にしても…この物欲しそうな…
「わぁ!!これ撫咲羅ですか!?大業物21工が1本!刃は黒刀!乱刃大逆丁字!わぁ〜一回でも見てみたかったですけど〜…見れば見る程見事です!えっと…ヘイラさんでしたよね?抜いてもらっていいですか?」
…勿論…全員少しばかりドン引きだ。何せ鞘に収まってる刀をチラ見ですぐに見抜いてるし…いや〜あたし的には個人の趣味ってことで自己完結してぇんだが…色々と…な?強烈じゃん?
黙って刀を抜くヘイラ……だが刀をたしぎに渡し、自分はスモーカーの方に少しばかりどころか多大な興味を見せている。
「えへへ…」
抜き身の刀に頬ずりをし、刀の持ち主は普段全く喋らない筈だが、流れる流水の如くスモーカーと駄弁っている。
そしてあたしは唖然。セイラは微笑むってぇ何とも混沌な空間に様変わりしちまった。
これがあいつらとの初めての交流…と言いますかなんと言うか…。
「頭ぁぁぁ!すぐそこにでっけぇ山が!リヴァースマウンテンですぜ!」
なぁ!?!?
「川が…巨大な運河が…」
「山を…」
「登っている…な…」
巨大な崖のようなリヴァースマウンテンからすれば小さな切れ目だがあたしらの船…シーアイギス号からすりゃ巨大な運河が山を登っているようなもんだ。
「あれを登りゃ〜、偉大なる航路…か…」
「楽しみだね〜♪ぁ、でもいきなり王下七武海とかぁ〜海軍本部将校とかにあっ
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