暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と青白の童子〜
SAO編
攻略会議と再会
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広場中央でディアベルがボスの攻略方法を告げていく。
俺もβテスト時の記憶を思い出して反芻する。
隣のレイは聞き漏らすまいと真剣に聞いている。

一通りの説明が終わり、これで終わりかと思っていた俺は、続くナイトさんの言葉に喉を詰まらせた。

「それじゃ、早速だけど、これから攻略作戦会議をするのでパーティを組んでみてくれ。初めてのメンツで気まずいかもしれないが安全のためだ、了承してくれ」

なんだと……
俺とレイで二人だからあと四人集めないとか。
俺は先ほど発言していたフード男を見遣り、彼が未だ一人であるのを確認した。

「取り敢えず俺はさっきのフード男に声かけてくるよ」

レイは俺の方とは違う方のフードのプレイヤーを見ていて、そちらを誘う気なのだろう。

「わかった、わたしはあっちのフードさんに声かけてくるね」


お互いに別々のプレイヤーを誘いに向かった。
フード男はパーティが作られるのを見つめているだけで混ざろうとはしていない。
俺が近づいたのに気づくとゆっくりと立ち上がる。近づいて気がついたことは身長が俺よりも十センチ以上高いのと、フードから黒の混じった銀髪が覗いていることだ。年は俺よりも上だろうか。

「なああんた、よかったら俺たちとパーティ組まないか? ……もしかしてもう組んでたりするか?」

少し戸惑っているようなので組んでいるのかと尋ねると男はかぶりを振った。

「いや、いきなりだったんで驚いただけだ。アブれちまってたから助かる」

「そっか、もう一人いるんだけど、あそこで勧誘中だ」

「なるほど。宜しくな、ミトだ」

「こちらこそ宜しく、キリトだ」

軽く握手を交わし、俺が座っていた場所へ移動した。

少ししてからレイがフードのプレイヤーを連れてきた。なんとびっくり同い年くらいの女の子だった。
申請を送り、四人目のHPバーが視界に現れる。バーの下にある文字の羅列を見つめる。
【Asuna】アスナだろうか、彼女の加入で四人になったが、それでも人数が少ないためメイン部隊にはなれず、ボスであるイルファング・ザ・コボルト・ロードの取り巻きのセンチネルの相手をするE隊の補助をすることになった。
そのことにアスナさんはご立腹のようだ。

「これじゃあボスに一撃も与えられないまま終わっちゃうじゃない」

「仕方ないさ、四人じゃ、スイッチでPOTローテの時間が少し足りないんだから」

「…………スイッチ?ポット…………?」

俺は第二回講習会が必要なことを悟った。


会議が終わる頃には、レイとア
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