おまけ1話『インペル、入っぺる』
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る。
「ああ、おれたちゃそこにいたおっさんからラブーンの仲間がグランドラインから逃げ出したって話を聞かされててな、もう帰ってこないって思ってたんだがハントだけは頑なに否定してた。『絶対に帰ってくる! 男の約束は恐怖心なんかに負けるもんじゃない!』って必死に言ってな」
「……そっか、じゃあハントがいたらすごい喜んだんだろうな」
今はいないハントのことを思い出して、少しだけ顔を曇らせるチョッパーだったが、すぐに聞こえてきたルフィの「うは〜! ゾクゾクしてきた!」という言葉で顔をそちらへと向けた。
「あいつは音楽家で! しゃべるガイコツで! アフロで! ヨホホで! ハントが絶対に見つけたがってて! ラブーンの仲間だったんだ! 俺はあいつを引きずってでもこの船に乗せるぞ! 仲間にする! 文句あるかお前ら!」
当然だが、そこにはもう反対の声はない。
ひたすらに上がる賛成の声に、ルフィが笑顔で叫ぶ。
「よっしゃあ! 野郎ども! 反撃の準備をしろ! スリラーバーグを吹き飛ばすぞぉ!」
男たちの雄たけびが上がる。
と、それはさておき。
「しっかしナミと結婚したいって奴……ハントがいたらどんな反応だったかなー」
ルフィがふと呟いた言葉にそれぞれが反応を示す。
「そりゃ……どうなんだろうな。案外普通なんじゃねぇか?」
「そうだな、俺もあいつがなんか変わるとは思えねぇな」
これはゾロとフランキー。
「いや、俺はめちゃくちゃ怒るとみたね。あいつナミのことになると目の色変わるだろ」
「うん、俺もそう思う」
ウソップとチョッパー。
「あぁ!? あんな奴はしらねぇよ!」
サンジ。
「敵を皆殺しにしようとしたりして」
この黒い発言はロビン。
「いや、恐ぇよ!」
最後にウソップが突っ込みを入れて。
こんな一幕があったりして、けれどやはり彼らの意気は上がるばかりで、彼らの姿はどこにいても変わらない。
今はとりあえず、影とナミを奪い返すことを目的に彼らは動く。
ここは王下七武海、ゲッコー・モリアのテリトリー『スリラーバーク』。
それが今から崩壊を始めるとは、まだ誰も思ってはいない。
さて。
ルフィたちが強敵と遭遇しながらもまた順調に新たな島へと冒険を進めていく話はさておき、ところは戻って再びインペルダウン。
ハントが感じた違和感の正体を探り始めて既に幾日もが経過していた。
「来い、貴様の役目を果たしてもらう」
そう言われて、ハントが目隠しをされて連れて行かれることとなった場所。
目隠しをとったそこで、ハントは絶句していた。
なぜならそこに。
「師匠に……エース!?」
ハン
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