第百二十七話 馬鹿猫を強制的に黙らせよう
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使っていた部屋に連れていくように言う。
賢がはやてと共に退室した。
クロノ「それにしても、本当に闇の書の守護騎士なのか?」
ブイモン[見れば分かるだろ。とうとう視力と脳みそが劣化したか?]
クロノ「ブイモン、後で話をしようじゃないか。まるで彼女達に自分の意思があるように思えるんだが?」
チビモン[意思があっちゃいけないの?]
クロノ「闇の書に合わせて、魔法技術で作られた擬似人格。主の命令を受けて行動する、ただそれだけのプログラムに過ぎないはずなんだ」
ツカイモン[ほう?しかし、彼女達には意思がハッキリとある。]
なのは「何が違うんだろうね?」
ギルモン[決まってんだろ。はやてが主だからだ!!]
エイミィ「何?その根拠のない自信と超理論?」
エヘンと胸を張るギルモンにエイミィがツッコミを入れた。
ユーノ「まあ、デジモンも似たような物だし。」
クロノ「確かに…デジモンのことを考えれば有り得ない話ではないんだが…」
フェイト「守護騎士もデジモンに比べれば遥かに常識的じゃない?」
大輔「確かに」
思わず納得してしまった。
そしてかつてのジュエルシード事件の時に賢が使っていた部屋にはやてを入れると座らせる。
賢「大分足が良くなって来たね。デジタルワールドでの冒険のおかげかな?」
はやて「ん〜、多分」
はやてと賢がベッドに腰を下ろす。
はやて「…本当に…大丈夫なんやろうか?」
賢「不安なのかい?大丈夫…大輔と僕達が一生懸命探して取り戻すよ。はやては何も心配しなくてもいい」
はやて「うん」
はやては頷くと顔を賢の胸に埋める。
はやて「賢兄…」
賢「何?はやて?」
はやて「…今日はこうして一緒に眠ってもええ?」
流石のはやても恥ずかしいのか俯いたまま賢に告げる。
賢もまたはやての言葉に驚き顔を真っ赤にする。
賢「え…っと…それって…」
はやて「あ、へ…変な意味やないんや…変な意味じゃ…」
お互い真っ赤に俯く。
心臓の音が聞こえそうな程大きく鳴る。
はやて「賢兄、駄目……?」
賢「……いいよ…」
賢は照れながら呟くとベッドに転がった。
そして照れた顔で微笑むとはやてに向けて両腕を広げる。
賢「おいで…はやて……」
はやて「………うん」
その両腕にはやてを迎え入れると自分より小さい彼女を強く優しく抱き締めた。
賢「おやすみ…はやて…いい夢を」
はやて「おやすみ…賢兄…」
優しい声でそう囁きあうと抱き締めあったまま賢とはやては眠
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