追い風ヘアー
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…けどアレだな、そんなに髪固いんじゃサラ姫とイチャイチャ出来なくないか? キスるにも危ない気がするし、あの巨乳に顔うずめらんないし………」
「あ〜、確かにねぇ………って何云ってんのよこのスケベ!!」
「あぃでっ?!」
レフィアにどつかれるルーネス。
「それなら、問題ないぞ。特殊な魔法を姫様がこの髪に掛けて下されば、一時的にも柔くなるからな」
「………自信ありげに云われても困るんだけど」
アルクゥはついジト目でイングズを見てしまい、ルーネスは固い髪を柔くするなどという魔法の方が気になった。
「ってかそれ、どんな魔法だよ?」
「 ────姫様が、頑固な私の髪の為に人材を集め編み出して下さった特殊魔法だ。開発にはそれなりの時間と労力が……っと、この話はここまでにするか。信じるか信じないかは、お前達に任せるとしよう」
僅かに不敵な笑みを浮かべ、1人先をゆくイングズ。
「結局、どこまで本気で云ってたのかよく分からなかったね………」
「イングズも冗談くらい云えるようになったのねぇ。……ほんとに全部冗談だったとは限らないけどっ」
「よっしゃ! 今度隙見て思いっきりあの頭に触れてやるぜ……!」
アルクゥ、レフィア、ルーネスは向かい風を物ともしない追い風ヘアーで先をゆくイングズの後を追うのだった。
おしまい
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