第4章
停止教室のヴァンパイア
第86話 白と対面です!
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まさか!?」
「是非とも、妹が勉学に励む姿を間近で見たいものだ」
「グ、グレイフィアね!?お兄様に伝えたのは!!」
どうやら、部長は兄に公開授業の事を黙っていようとしていたみたいだ。
まあ、結局、メイドであるグレイフィアさんから伝わってしまったようだ。
「安心しなさい。父上もちゃんと来る」
たぶん、そう言う問題じゃないんだと思う。
「お兄様は魔王なのですよ!……仕事を放り出してくるなんて…」
「いやいや、これは仕事でもあるんだよ」
「え!?」
「三大勢力のトップ会談をこの学園で執り行おうと思っていてね」
「こ、この駒王学園で!?」
その事に、付き人のグレイフィアさん、事をよく分かっていない鶇、呑気そうにしている兄貴と姉貴を除いてこの場にいる全員が驚いた。
「妹がご迷惑をお掛けしていなくて安心しました」
「そんな、お兄さん!リアスさんはとっても良い娘ですわよ!」
「ええ!イッセーにはもったいないくらい、素敵なお嬢さんです!」
現在、我が兵藤家でうちの両親と魔王様が楽しく談笑していた。
「さっ、もう一杯」
「ふふ、これはこれは」
「はっはっは、お兄さん、なかなかいける口ですね♪」
……父さん、魔王相手に…。
「な、何もご存知無いんですし」
アーシアが苦笑いで言う。
……っと言うか、魔王様も魔王様でかなりフレンドリーだなぁ…。
「……イッセー、どうして自分の家に泊まってなんて言うのよ…」
「良いじゃないですか。明日、ちゃんとしたホテルを探すそうですし」
「……もう、決まり悪いったらないわ…」
(へえ、部長もこんな顔するんだ)
珍しい部長の表情を見て、かわいいと思ってしまった。
「……あの、すみません」
「何がだい?」
「魔王様をこんな所で」
魔王様は俺の部屋に布団を敷いて、それに寝ていた。
「ふふ、むしろ、お礼が言いたいくらいさ」
「え?」
「こうして、ごく普通に客扱いしてくれるなんて、向こうでは有り得ないし、あってはならないからね。どんな高級なもてなしより、気持ちが安らぐ」
そう言うもんなのかな?
「あんな、楽しそうなリアスは冥界でもそうは見られなかったしね。君のお陰だよ」
「あ、い、いえ!?俺なんて別に!?」
「兵藤一誠君」
「は、はい!」
「リアスをこれからも頼むよ」
「もちろんです!俺…いえ、自分は部長の…リアス・グレモリーの兵士(ポーン)ですから!」
「ありがとう。そうだ、私もイッセー君と呼んで良いかな?」
「も、もちろんです!光栄です!」
「では、イッセー君、私の事も名前で呼んでくれないかな?」
「ええ!?」
「お義兄さんでも良いんだが♪」
「さ、さすがに…そ、それは…で、では、サーゼクス様とお呼びしてよいですか!?」
「では、そう言う事に
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