入学編
第1話 始まり
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途端、教室内にいた生徒達は一瞬言葉を失った。新入生総代を務めたあの深雪が自分達のクラスメイトになったのだ、驚くのも無理はない。
教室内の一角で固まっていた5,6人の男子生徒達が深雪に話しかけようとしたが…、
?『あの、あなたって、深雪さん…ですよね?』
深雪『えぇ、そうですが?』
?『私、光井 ほのかと言います。こっちは私の親友の…。』
?『北山 雫です。よろしく。』
深雪『こちらこそ、よろしくお願い致します光井さん、北山さん。』
相変わらず、深雪は丁寧である。大手企業の令嬢なら当然であるが…、
ほのか『あの、ほのかと呼んでください。』
雫『私も、雫でいい。』
深雪『解りました。ほのか、雫。』
あっという間に、深雪は女子生徒2人と友達になった。
一方の男子生徒達はというと、雫達に先を越されてガッカリした表情をしていたとか……。
上記の通りだが、達也の教室は深雪の教室の隣り、1年B組である。
達也の教室では、ごく一部を除いた生徒達が歓喜の声を上げていた。無理もない。達也は、一昨年のJDTジュニアの部の優勝者でFLTの御曹司だ。デュエリストなら知らない輩はまずいない。
一方の達也は、黒板に指定された席に腰掛けた。
すると、その右隣りの男子生徒が達也に話し掛けて来た。
?『よう、お前、一昨年のJDTジュニアの部優勝者の司葉 達也だよな?』
達也『確かにそうだが……。』
?『へぇー、お前があの……。テレビで観てたけど凄いよな、兄妹揃って1位,2位独占のワンツーフィニッシュだなんて。』
達也『ところで、お前は……?』
?『あっそうだ、自己紹介してなかったな。俺は西城 レオンハルト、レオって呼んでくれ。』
達也『じゃあ、俺のことは達也って呼んでくれ。』
レオ『おう、よろしくな達也。』
達也『ああっ。』
なんだかんだあって達也、すっかりクラスメイトの1人、レオと仲良くなった。
すると…、
?『あっ、達也君でしょ?へぇー、私達、達也君のクラスメイトになったんだ。ちょっと得した感じ♪。』
クラスメイトと思われる女子生徒が達也に話し掛けて来た。
その後ろには、女子生徒と男子生徒が1人ずついた。
達也『君達は……?』
?『私は千葉 エリカ、エリカでいいよ。そして、こっちが私の幼馴染のミキ……』
?『ちょっとエリカ、僕の名前は幹比古だって……!』
エリカ『っでこっちが、ミキの恋人兼彼女の柴田 美月。』
?『み、美月って呼んでください。よろしくお願いします。』
達也『こちらこそ……。』
幹比古『みんな僕のこと無視??というか、柴田さんまで??』
話し掛けて来た女子生徒がエリカ。そしてもう1人の女子生徒が美月。
最後に幹比古、エリカに名前を間違われて、しまいにはみ
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