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遊戯王の劣等生
入学編
第1話 始まり
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2095年4月上旬。関東にあるデュエルアカデミア第一高校では入学式を迎えていた。このデュエルアカデミア第1高校は創設以来、多くの名高いデュエリストを輩出した名門の学園である。
その一角で…。
?『何故ですか??』
?『落ち着け深雪。』
新入生と思われる男子生徒と女子生徒の2人が言い争って、いや話し合っていた。理由はと言うと…、
?『何故お兄様ではなく、私が新入生総代を務めなければならないのですか??』
新入生総代を務めるのが男子生徒ではなく、女子生徒の方なのかという話であった。
?『だから落ち着け。お前が歴代トップの成績で合格したんだから仕方ないだろ。』
?『ですが……!』
話し合っているこの2人、男子生徒の方は司葉 達也。そして女子生徒の方は、達也の実の妹の司葉 深雪。特に深雪、どういうことか、達也のことをお兄様と呼んでいる。そんな中…、

『ねぇ、あそこにいるのって、司葉 達也さんに妹の深雪さんじゃない?』
『本当だ、あの2人、1高に合格したんだ。』
『当たり前じゃない。だってあの2人、すっごくデュエル強いんだから。』
『だよね、一昨年のJDTのテレビ放送観たけど、あの2人…1位,2位を独占したからねぇ。』
女子生徒4人が達也と深雪の2人について話し合っている。話しの内容から察するに、達也と深雪は高い実力を持つようだ。
さらに…、
『なぁ、司葉 達也ってFLTの御曹司…だったよな?』
『ああっ、そして深雪さんがその令嬢だったな。』
『というか、深雪さんって本当綺麗だよな。』
『だよな、本当天使って感じだな。』
『けど、見た目は綺麗なのに、デュエルはめっぽう強い。』
『『だよな〜。』』
今度は男子生徒3人が深雪について話し合っている。そして、最後はもう一方の男子生徒のセリフに、あとの2人のセリフがハモった。

周囲を見回し、状況を確認した達也は…、
達也『それはともかく、もうそろそろ入学式の時間だ、俺はいいとして、お前は新入生総代なんだから、早めに体育館に行った方がいいんじゃないか?』
深雪『はっ、そうでした。ではお兄様、深雪は先に失礼させていただきます。』
達也にそう言われた深雪は、達也より先に体育館へと急いだ。
そして、深雪の後を追うように、達也も体育館に急いだ。

9時40分頃、体育館にて入学式が行われた。小説なので、入学式の内容は詳細に書こうと思ったのですが、そうなると面倒臭くなるため省略させていただきます。
10時半、何もなく入学式は終了。この後、新入生達は自分達の教室へとそれぞれ向かう。


深雪はというと、教室に着いた深雪は喜びに酔いしれていた。何故かというと、達也の教室は、深雪の教室のすぐ隣り、言い換えれば、1つ後であるからだ。深雪が1年A組の教室に入った
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